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真藤順丈 / 角川文庫 (8件のレビュー)
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ka2te2
シドさんをもうちょっと深掘りして欲しかったなぁと読み終わっての感想。スターテイルが悲しいのだけど綺麗なお話で好きです。
投稿日:2023.10.09
ふじ
短編で読みやすく、どの話も面白い。どんでん返し系の展開が好きなので、そうした話も入っていたのが嬉しい。目を背けたくなる暴力的描写もしばしばあったが、そこはさっと読み飛ばした。 独特の文体、主人公・シド…巡査の独特の話し方から、最初シド巡査をちょっと頭がアレな感じのヤバい人だと思っていた。実際ヤバい人ではあるのだが、人情味のある優秀な警官だった。他の登場人物のキャラも立っていてgood。続きを読む
投稿日:2023.07.17
Yoko Furuta
「夜の淵をひと廻り」真藤順丈 うっわ〜〜‼︎ びっくりでした。 お・も・し・ろ・い〜〜と呟きながら一気読み。本のグループの方からの紹介で手に取った作品です。シンドウジュンジョウさんと読むのですね。も…ちろん初読み作家さんでした。 『驚愕のサイコ・ミステリ』って、ネットにはありました。サイコといえばサイコでもあるけど、私自身は、かなりユーモアのある作品だと思いました。もちろん、かなり酷い事件もあり、ブラックではあるのですが。なんといっても語り口が面白い‼︎ 9つの連作短編なのですが、そのうち、4つは書き下ろしです。 1作目の『蟻塚』も書き下ろしなのですが、ワタクシは、もうこの1作目で、ガシッと掴まれてしまいました。 「やだ、なにこれ⁉︎ 面白い‼︎」 というわけで、凄い勢いで読んでしまいました。 ランナーズ・ハイならぬ、パトロール・ハイとなっているシド巡査は、自分自身のことを非常に優秀だと言ってはばからず、そして、言うだけのことはやるのである。 まあ唯一思うのは、この街だけで、こんなに恐ろしい事件が起きる⁉︎ ってとこだけど、これは設定からしてもう、良しとするしかないし、それを上回る面白さがあるのでOKなのです。 謎解きも面白いし『新生』では、たくさんのキャラクターが出てきて、ちょっと映画的だった。いずれにせよ、繋がってはいるけど、9編とも、それぞれの面白さがあります。 ある意味、へんてこりんで、かなり不思議な世界観なので、お好みは分かれるかもしてませんが、私は大好きです(^o^)これ、続編があればいいのになあ〜〜‼︎続きを読む
投稿日:2022.02.15
百
ホラーミステリーになるのかな? 特異な事件が他発する街の警察官が街を取り巻く謎と相対するお話。連作短編集とも、章立てとも読める。 残虐で残酷なシーンもあるがそこは大して気にはならず そこを中和する目…的なのか主人公の言動がコメディタッチで綴られていて、シリアスでも良かったのではないかというのが個人的な感想。 読んでるうちにデヴィッド・リンチの「ツインピークス」を思い出し、もう一度観てみたくなった。続きを読む
投稿日:2021.08.05
tsukasa26
むく浮腫んだ顔をもた擡げて 怒張する 血煙の立ちのぼる修羅場と化して 教唆や幇助といった人間がこさえた陳腐な概念で私を縛ることは出来ないよ 余暇には殺人を嗜んでいたというのだから規格外の危険人物だ 急…激に襲ってきて日常を蹂躙する災禍 ある種の人間にとって知識欲を満たすのは最高の快楽ですから。実際に自分でやってみなくては得られない快楽の虜になって、ラモンは日本に来る度に犯行を重ねてきた。 驚倒きょうとう 説諭せつゆ 「猿から人間になっても、船乗りが新しい大陸を発見して、科学者が色んなものを発明して、宇宙飛行士が月にまで行っちゃった。好奇心を絶やさずに自分の外の暗闇に向かっていけるのは、人間の最も偉大な習性なんだ」 少年の契りのような激甚な衝動に襲われているのか こっかい告解 垂訓 警邏けいら 説諭や非難を向けるつもりはなかった 逸さずに続きを読む
投稿日:2020.12.27
ねこへー
クセ強めだけど、私は かなーり好き。シド巡査にもう会えなくなるのかと思うと、読み終わるのがさみしかった。
投稿日:2020.11.05
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