【感想】ヤマケイ文庫 レスキュードッグ・ストーリーズ

樋口 明雄 / 山と溪谷社
(5件のレビュー)

総合評価:

平均 3.4
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ブクログレビュー

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  • pupunao99

    pupunao99

    山岳救助隊シリーズの中で、この作品は何故か気付かずに漏れていた。
    北岳での救助の日々を短編集にした感じ。
    特に注目したのは第4話「神の鳥」。
    私の大好きな『約束の地』の七倉航が八ヶ岳からライチョウ調査にやってくる。
    七倉の相棒は、熊を山へと追い払うベアドッグのダン。このシリーズでは救助犬が相棒として登場する。どの犬も強く賢くそして愛情深いのが、たまらなく良い。
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    投稿日:2021.04.30

  • honno-遊民

    honno-遊民

    南アルプス山岳救助隊K-9シリーズの5作目。
    『ハルカの空』に次ぐ短編集。単行本での12話に、文庫本特別収録1話がついて、お得感あり。
    第4話では、『約束の地』『許されざるもの』での主人公野生鳥獣保全管理官の七倉航が顔を出し、なつかしい。
    第9話で登場人物の一人が吐露する。
    「なくてもいい便利さのために、この南アルプスが傷つけられる。かけがえのない自然が破壊される。俺はそれが許せない。人間は欲と傲慢を捨てて、そろそろ謙虚さを学ぶべきなんだ」
    八ヶ岳と南アルプスに挟まれた土地に居住する著者の切実な思いでもあるだろう。
    第11話「相棒」は、隊員進藤諒太と救助犬との話。涙腺を刺激されずにはいられない。
    これからも読み続けたいシリーズのひとつ。
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    投稿日:2020.05.24

  • kitano

    kitano

    このレビューはネタバレを含みます

    【評価は★3つが最高点】
    ※例外的に気に入ったのを4とか5とかにしています

    南アルプス山岳救助隊シリーズ2019.3.17
    読者はこういう虚構を前提としたうえでの
    大きな障害や人間模様に浸りたい
    虚構具合が最高の作品です
    長編も描けるわ様々な短編も描ける
    珠玉のドラマが沢山読めるお得本です

    2023.10.10再読
    人間模様が染み渡る、長編に疲れた・謎に振り回された
    自分の心をリラックスさせるために良い本です(´・ω・`)

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    投稿日:2019.03.17

  • sugahata

    sugahata

    大自然北岳を舞台にした山岳救助隊の短編集,ヒューマンストーリーだ。既読感ありありだったがそれもそのはず,単行本の文庫本化だったんだね。それでも一編は書き下ろしだったしいい物語だから読み直して正解。

    投稿日:2019.02.25

  • take9296

    take9296

    標高三一九三m、日本第二の高峰・北岳。そこに南アルプス山岳救助隊があり、山岳救助犬を伴うK‐9チームがいる。遭難者の救出、激烈な山岳気象や山の不可思議譚、さらに高齢者登山や南アルプスのリニア問題など、多様な視点から人と山、そして犬との絆を描き出す本格山岳小説集。『山と溪谷』連載時から好評を博し、文庫書き下ろし作品「彼方の山」を含む全13編。

    特に「相棒」は印象に残った。
    続きを読む

    投稿日:2019.02.10

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