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稲垣えみ子 / 東洋経済新報社 (56件のレビュー)
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総合評価:
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ミムラ
すごくよかった エッセイなんだけど、鼻につく感じも浅すぎる感じもなくて、身近で親しみやすく、おもしろい 旅先で読むと元気が出そう
投稿日:2024.05.02
のもん
思い立ってガイドブックすら持たずにリヨンに飛んで、 民泊で暮らした14日間の記録。 日本にいるのと同じように暮らし、地元の人と交流するのが目的。 私がドイツでアパートメントホテルを借りて暮らした日を思…い出しながら またこういう普通の生活をする旅をしたいなあと胸が騒いだ。 わかりやすい観光地やグルメスポットよりも、スーパーやマルクトで食材を買い、 慣れないキッチンで工夫しながら料理して食べるようなことが本当に楽しいのだ。 しかしガイドブックはさすがに必要だと思った。緊急時の連絡先とか対処法とか、 短い期間だからこそ時間をかけたくはないところ。 言葉ができなくても、コミュニケーションを取ろうとする姿勢一つで相手も変わる。 ちょっとしたことで気持ちが幸せになる。続きを読む
投稿日:2024.04.25
north
このレビューはネタバレを含みます
アフロの稲垣えみこさんがリヨンで生活した2週間を書いたエッセイ。面白くてあっという間に読んだ。 どこでもドアでよその国に飛び出し、いつもの自分通り生活して、そこに前から住んでいる人に薦められたものを食べたり見たり、自然体で過ごせたら楽しいだろうな(女一人がエアビーで民泊に泊まるのは心配ないのだろうかと、小心者の私は不安に思うのだが)。気負わずちょっと出かける感じで旅できたら・・・と旅心を刺激された。 稲垣さんの素晴らしいところは、旅を通じて自分が何を求めて毎日生きてきたかに気づくところ。旅は決して変身の場ではなくて、むしろ本当の自分が現れる場なのだ。
投稿日:2024.02.17
cookingresearch
元朝日新聞の記者で原発の事故後退社して、電気をあまりつかわない生活をしていることで知られる稲垣えみ子さんのフランスリヨンでの民泊体験記。 フランス語や英語もそれほどできるわけではないと本人は書いているが少しはできるようである。 いわゆるパック旅行とは真逆の観光地をめぐらず、地元の人たちと同じようにリヨンという街で生活してみようとし、どのように現地人と交流できるかと四苦八苦する本である。 もう少しフランス語を勉強すればもっと面白い旅になりそうだと思ったが、本人はできるだけ自然体で(ありのままの自分で)フランスの人と人間的なつきあいができるか挑戦したような旅である。 稲垣さんは滞在先のフランスでもパソコンを開いて、日本からの仕事をこなす(文章をかいている)。 日本のスーパーでは誰とも話をせずに買い物ができてしまうが、フランスのマルシェでカタコトのフランス語でコミュニケーションをとろうとする稲垣さんの姿勢は反原発の彼女なりの運動(社会的な運動ではなく、彼女の私的な)なんどと思う。 それは笑顔と気遣い、思いやりに実満ちた社会の古構築をめざす運動と言えるだろう。
投稿日:2023.12.31
bossmama
この方の生き方は本 ラジオ番組などで共感できることが多くあります。自分が今までしてきた旅行と重なる部分が多くありワクワクしながら読みました。私の旅は名所 旧跡も良いのだけれど人との出会いが旅の醍醐味だ…と思っています。鉄道の旅が好きなのでその時出会った人々は今でも強く心に残っています。いろいろな都合で暫く海外へ出掛けていなかったのですが5月ごろイタリアへと調べていて挫けそうになっていた背中を押してもらった気になりました。本気で取り組んでみます。続きを読む
投稿日:2023.12.29
gongon870
軽快な文章と親しみやすい人柄。誰かに親切にされるのと同じぐらい親切を誰かにすることを信条とする江戸的な持ちつ持たれつの人付き合いを、言葉の通じないリヨンで実践しようと思い立ち、まずはよく観察、発見、考…察し、試行錯誤する。それってまさに生きるということ!旅という日常から離れた場所で、純粋に生きることに向き合った記録とも言える。続きを読む
投稿日:2023.12.17
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