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ヴィリエ・ド・リラダン, 高野優 / 光文社古典新訳文庫 (7件のレビュー)
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もち
物語というより哲学的な問答が主軸に感じた。精神と肉体、科学と神の話をしながら、印象的に幻想の世界が差し挟まれている。どう終わるのかと思ったけれど、最後に畳み掛けるように物語が進む。結末はとても好みだっ…た。続きを読む
投稿日:2021.04.20
きくち
このレビューはネタバレを含みます
第五巻の「ハダリー」で挫折。冗長な説明の文章の何が面白いのか分からなかった。完璧な人型アンドロイドの存在にリアリティがあるわけでもないのに。 地下という異界に移動した時は、これからやっと何かが始まるんだろうと期待もしたのに、また冗長な説明が続いたのでさすがにダウンしてしまった…。
投稿日:2020.03.22
MarHear
人間は機械で再現できるのか、アンドロイドの作り方の講釈を延々と続けるエジソン。冗長だがそれがいい。そして魂とはなにかが延々とした講釈の後に現れる得体の知れない恐怖感。素晴らしい。
投稿日:2019.08.20
kalitan
スチームパンクって現代人の懐古趣味とSFを合体させた発明だと思ってたが違った! 作者はエジソンと同時代人のリアルスチーム世代なのです。これは衝撃。今のSFってちっとも進化してないってことなのか? …本作は1886年に刊行されたアンドロイドものの古典作品。近年でもさまざまな作品に引用されているのに、知らなくて恥ずかしい。先日見た『屍者の帝国』にもエジソンとハダリーが出ていたなー。 19世紀の小説とは思えないスピード感があり、面白かった。(分かりやすさはどうやら新訳のおかげらしい) まだの人は、ぜひ。続きを読む
投稿日:2019.01.16
toca
まさかこれの新訳が出るとは思ってもみなかった1冊が、この、『未來のイヴ』。 創元ライブラリー版で何度か読んでいるが、古典新訳文庫は、そのコンセプト通り、随分と読みやすくなっている。 また、創元版では、…主人公である割に影が薄かったエジソンが、存在感のある人物として浮かび上がってくるところは良かった。創元版は兎に角、ハダリーの存在感が凄いのだ(そこがいいのだが)。 但し、齋藤磯雄訳にはあった、正に夢の中にいるような雰囲気は、新訳からは感じられない。寧ろもっとドライで、現代のSFに通じる雰囲気が強い。個人的な好みとしては、リラダンは幻想の中にあって欲しいので、矢張り齋藤磯雄訳の方が好きである。 これから『未來のイヴ』に手を出そうとする向きは、是非、古典新訳文庫と創元ライブラリー、両方買って読み比べて欲しい。そして東京創元社に全集復刊の希望を(ry続きを読む
投稿日:2018.11.01
hvnstr
2018.10.14読売書評 アンドロイドSFの祖とされる1886年刊の長編がやわらかな新訳で登場。 押井守の「イノセンス」、伊藤計劃・円城塔の『屍者の帝国』にもオマージュされた名作。
投稿日:2018.10.14
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