【感想】俺は1000の召喚獣を持っている。君は?

木村心一, 希望つばめ / 富士見ファンタジア文庫
(1件のレビュー)

総合評価:

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  • タカツテム

    タカツテム

    強い召喚獣を操るためには変態である必要があり、舞台となる召喚学校には変態ばかりが集まってくる。そこで主席卒業を目指す主人公の宗志もドスケベとなるべく修業を重ねてきたんだけど……
    そんな彼が幼少期のトラウマによって、登場人物の中で最もモラルの高い人物になってしまったのは何とも面白い構図

    とにかく作中に登場する人物たちの変態度がヤバイ。校長(男)が女性モノの下着を身に着けていたことに始まり、第一巻で敵となるむきむきジャッキーはかわいい男に叩かれることに喜ぶドM、生徒会長は屋上で全裸ピクニック、異性に触られると興奮してしまう七瀬は逆ハーレム願望
    トドメとしてヒロイン枠の坂田は露出狂で加虐趣味が目覚めつつあるとか、本当にヤバイ人間しか居ない
    この中では相手を性的に興奮させる活人拳が使えるけど、女性に触れられない宗志とか霞んでしまうね

    ただ、周囲は宗志をそんな人間とは見てくれなくて。
    勘違いから「クレイジー・ド変態」と認定されてしまった宗志。変態度が強さの指標となる学校で「クレイジー・ド変態」扱いとされてしまったのだから、周囲からは最強の召喚士と見られてしまう。
    その為に本当は最弱である事を隠さなければならなくなってしまうし、ルームメイトの坂田の性別も隠さなければならない
    自分の目的を明確に持って、野望を抱えて召喚学校に入学したはずなのに、第一巻の時点で宗志は守らなければならないものを幾つも抱えてしまったね

    作中で生徒達は召喚獣を使って「戦争」を行うわけだけど、そのシステムはちょっと面白い
    召喚獣は殆ど人間の形で武器を生成する能力と別に固有能力を持ち同時に1000人以上召喚できる。だから必然的に陣形を用いた戦い方になる。ファランクスを車懸りの陣で削る描写には心躍った
    ただ、宗志が操るネコミミとヨーコには今の所戦闘で役立ちそうな固有能力がないわけで。この状況がそのまま続くと戦闘描写がちょっと地味なものになりかねないような気がする
    エロくて可愛いのは非常に美点ではあるんだけどね
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    投稿日:2019.03.17

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