【感想】俺とお前のジェラシー事変

このレビューはネタバレを含みます

▼あらすじ
大手商社に勤めるハイスペックなイケメン・藤士郎(とうしろう)。
そんな彼がこよなく愛する恋人・由紀彦(ゆきひこ)はちょっと人より嫉妬深い。
会社の飲み会で遅くなった藤士郎を浮気と疑い、包丁を振り回して責めたてる。
いつもは由紀彦の怒りをセックスでおさめていたが、どうやら今日は様子がおかしい!?
なんと由紀彦が貞操具を取り出して、藤士郎のち○ぽに装着してしまった!

おしどりカップルに起こった波乱万丈(?)チン事件

その他、オラオラ系野獣男子が小動物系高校生に振り回されたり、酔っ払ったバニーコスチューム男子とセックスする短編も収録。
ハイテンションなエロスがたっぷり詰まったデビューコミックス。

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まず、本の厚みに吃驚しました(笑)
私は表題作を目当てに買ったのですが…うーん、見た目のボリュームの割に読み応えは普通…といったところでしょうか。

表題作は既に恋人として出来上がっているカップルのお話で、頭を空っぽにして読めるえっちでライト(そして若干少女マンガちっく)なお話です(笑)
受けがヤンデレで、何かあると直ぐ包丁を持ち出す危ない子なんですが、明るい雰囲気の、どちらかと言えばギャグに走ってる系の内容なので単純に面白く、萌えるシーンよりも笑ってまうシーンの方が多かったです。

攻めはちょいヘタレなものの、受けに包丁突き付けられようが貞操具嵌められようが決して怒らない懐の深い男で、ビジュアルもTHE・男前！って感じで格好良く、個人的には外見、中身共にドストライクなキャラでした。
絵柄の方も物凄く好みで、特にエロシーンの時の受けの体の描き方が最高にえっちで萌えました(笑)
あと、口絵も色使いとかが可愛くて凄く良かったです。地味にお気に入り…。

表題作の他に3つの中短編が収録されているのですが、どれもサクッと読めるような内容で、楽しめなかった訳ではないもののいまいちハマれず、やはり個人的には表題作が一番読んでて楽しかったかな、と。(ていうか表題作以外はCPがあまり好みでは無かったんですよね…^^;)
描き下ろし(表題作CPの馴れ初め)も良かったですし、このCPのお話が半分以上でも占めていたら満足度は今より違うものになっていたかもしれません。
とは言え、絵やエロシーンに感しては非常に満足しており、あとはストーリーにもう少し深みが感じられれば言う事なしなので、亜眼先生の次の作品にも期待したいですね。

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