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長束恭行 / KANZEN (8件のレビュー)
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総合評価:
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いしい
名前しか聞いたことのない、または名前すら聞いたことのない国・地域の文化・歴史がサッカーを通して感じられる
投稿日:2022.12.16
Haruka♂
非常にニッチというか、コアなサッカーファン向けと感じた。国ごとのサッカー史に興味のある人には面白い内容となっている。
投稿日:2020.05.17
歎阿
このレビューはネタバレを含みます
年代記ということで、旧ユーゴから始まり、同心円状に東に北に広がっている。ただ、そこにある対立だけではなく、その背景を探り、それが現在の状況を生み出していることを明らかにしていく。 私が普段観ているFootballの幅広さ、奥深さを、改めて思い知ることができた。2018W杯でシャチリとジャカの見せたコソボの双頭の鷲のマーク、それをセルビア戦で見せるという意味は、この本を読まなくては知り得なかっただろう。 この本で一番面白かったのは、あとがきに代えてという最後である。様々なルポのその後を追っているのだが、民族間の対立は続いているが、様々な融和の種も、また新たな対立の種も少しづつ播かれているようだ。この続編も期待したい。
投稿日:2018.11.19
スミソニアン
日本に置いて東欧サッカーというと どうしてもオシムやユーゴスラビアといった視点で 語られがだが それ以外の国々についてもつぶさに色濃く書かれている。 取材年度がほとんど10年前なのに 色褪せてないの…は筆者の力だろうが そこに滲み出る民族性がまた素晴らしい。 クロアチアディナモザグレブのフーリガンのバカバカしさ ジョージアという小国としての意地と決意 ボスニアヘルツェゴビナの何度目の正直のワールドカップ リトアニアのバスケ人気に対してのサッカー などなど 続きを読む
投稿日:2018.09.20
clamamus
ロシアワールドカップに合わせて刊行された、ワールドカップイヤーに相応しい一冊である。 東欧各国のサッカーに関する詳しいルポ、という点で非常にニッチであり、ワールドカップイヤーでないと出せないような内容であるのも確かだが、その内容の質の高さなども実にワールドカップイヤーに相応しいものである。 前半の謎の地域・沿ドニエストルを目指す、クロアチアのフーリガンとともに行く旅行記がこの本における白眉と言っていいだろう部分だろうが(初っ端から面白過ぎる)、全体的には東欧から北欧にかけての多くの国々を直接見て、インタビューして得た知見を取りまとめた良質なルポ集だ。 ワールドカップ準優勝を果たしたクロアチアに加えて、躍進が目を惹くアイスランドやオシム元代表監督を通じて日本からの関心も深いボスニアなど、物珍しさだけでなく、サッカーファンとして見るべき国が多いのも大きい。 総じて、このタイミングでの刊行が望ましい一冊だった。文句なしに星五つで評価したい一冊である。 願わくば、こうしたルポが定期的に刊行されるようになると良いのだが。 さすがにニッチである点は否めないので、そこはワールドカップイヤーというハレの日に期待するしかないだろう。
投稿日:2018.09.06
マエダ
著者紹介見て「1997年生まれ!?若ッ!銀行に勤めていた1973年ッ!どゆこと!?」となりましたが、数字がテレコになっていたようでカバーの方は合ってました。
投稿日:2018.07.30
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