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筒井康隆 / 新潮新書 (89件のレビュー)
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norinori207
個人的には養老孟司の「バカの壁」のほうが好きだが、筒井康隆の「アホの壁」も面白かった。アホが潤滑油となって世界が進んでいくのかもと想像すると楽しい。
投稿日:2024.02.28
ミイ
エンターテイメントの大御所が書くアホな言動や行動の分析集です。ここでいうアホとは、芸術性や文化的価値のない、つまらない行動のこと。 おふざけ満載のパロディ書かと思いきや、丁寧に分類されたアホ事例を冷静…に心理学的観点から分析されていて、また日頃感じることが巧みに言語化されていて、さすがと思ってしまった。 最後はアホ万歳でしめくくられているのもさすが。続きを読む
投稿日:2022.10.13
boutoumetous
往年の「乱調人間大研究」を薄味にしたような読み心地。 焦点的自殺の実例紹介で、肌に粟を生じた。 フロイト的過ち(フロイディアン・スリップ)は身を以て味わった。会えば確実にイヤな思いをするであろう…友人宅へ向かう際、反対方向の電車に乗ったり、乗り越したり……。 著者のフロイトへの傾倒ぶりがうかがえる。続きを読む
投稿日:2021.06.19
rokkosanjin
ブラックユーモアで現代を風刺するSF作家の筒井康隆が、養老孟子の「バカの壁」のパロディ版として書いたもの。「人間は、考えるアホである」という悟りをベースに、「アホな言動」「アホな喧嘩」「アホな計画」な…どを延々と繰り返す人間の心理を分析し、「なぜあの立派な人があんなアホな事をするのか?」という疑問に答える。あちこちに「フロイト」という名前が出ていて、心理学や哲学に言及したお堅い本と勘違いされるかも知れないが、フロイト博士が人間の全ての行動は「無意識」によって起こされると唱えたオーストリアの精神学者であるという事を予備知識にしておくと非常に読みやすい。本書の結びでは「社会の潤滑油」としてそれなりに役に立っている「アホな人たち」に心の底からのエールを送っている。続きを読む
投稿日:2020.12.12
fumi19850511
うーん、自分も当てはまるところはあった。 あほなことをやっているなぁ~と認めるしかないだろう。 さらっと読める筒井エッセイ。
投稿日:2019.09.14
quazism
筒井康隆が新書を出すとは。もう少し毒とブラックユーモアを期待したが、中途半端な内容だったかも。 著者が30年前に書いていたら、もっと過激な「アホの壁」になってたかもしれない。
投稿日:2019.07.08
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