【感想】戦略子育て―楽しく未来を生き抜く「3つの力」の伸ばし方

三谷宏治 / 東洋経済新報社
(17件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • まつを

    まつを

    子育ての各フェーズで読み返してみたい。
    自分の過去を振り返ると、あと少しで取り返しのつかないような失敗をしてきたし、親の見てないところでかなりひどいことをしてきたように思う。そんな自分の子供をしっかり根っこは信頼して自律させること、そのためのルールやフェールセーフな状態を作ることが、できるかな。
    今は子供が1歳8ヶ月になるところ。頑張りたい。
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    投稿日:2024.03.09

  • kaido

    kaido

    生きていくために大事な力は発想力と決める力であり、それを育むために子どもに積極的に任せてみたり、過干渉を慎む。任せることはまだやりきれてないところがあるけど、ここまではだいたい意識できていると思われ予想通りの内容でした。

    しかし反省させられたのは、制約を与えるということ。確かに無限にリソースがある状況だと決める必要性がないから決める経験を積めない。ゲームやスマホの扱いに制約を設けて、その中で自分の欲望と向き合ったり自分が大事にすることの優先順位を考えさせるのは必要だなと思った。
    それと、暇な時間が遊びを生み出すみたいな記述も本当にそうだなと思った。平日の放課後を習い事や塾で埋め尽くすと何かを創造する余裕や必要性がなくなる。何にもすることのない時間にする一見無駄な考え事や暇つぶしやいたずらが自己形成に繋がるもんだよなと思った。

    この本に書かれていたことはなかなかハードルは高いけどぜひ前向きに実践したい。しかし最大の障害は干渉しがち与えがちな妻だと感じている。どうすりゃいいんだろうなぁ。難しい。
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    投稿日:2023.04.30

  • あやこ

    あやこ

    このレビューはネタバレを含みます

     AI時代を生き抜ける人材に育てるために子どもにできることとは。以下の3つの力を組み合わせ、家庭で鍛えることが大切と著者は説く。
    ・発想力:常識に囚われず新しい発見をし、それを探求できる力
    ・決める力:選択肢を拡げ絞るために、調べて考えることができる力
    ・生きる力:失敗にめげず楽しく前に進み続けることができる力

     3人の姉妹たちを育てた著者がおすすめする方法が詳らかに書かれており、参考になる箇所多し。
    ・制限付きでイベントを任せる(誕生日会、家族旅行など)
     →発想力を鍛える
    ・親の役割はヘルプではなくサポート(失敗を見守る)
     →自己決定感・有能感・対人交流により主体的なやる気を生む
    ・子どもには多くの制限を与え、大人は自由を満喫する
     →早く大人になりたいと思わせる
    ・小言の3倍褒める(叱るときは感情的にならず短く明確に)
     →失敗を恐れなくなる
    ・叱られた後でもすぐ雑談
     →叱られた≠嫌われた、≠自分はだめと伝わる
    ・兄弟喧嘩の仲裁をしない(自分たちで解決させる)
     →言い訳しなくなる、みな平等に扱われていると感じる
    ・遊びを与えず子どもたちをヒマにする
     →自立的に遊ぶ
    ・おこづかいのカバー範囲を線引きする
     →決断とがまんのため
    ・脱ワンワード(いや、むり、水、くつ、など)、察しの悪い親になる
     →具体的、論理的に考える機会を与える
    ・学校のテストをPDCAサイクル訓練の場にする
     →原因と対策がはっきりする
    ・高校以降は義務教育ではないので行きたいなら行きたいと言わせ、理由を明確にさせる。志望先の情報収集(費用含め)も任せる
    ・家事を徹底的に分業し、実行を任せる
    ・「高校を出たら家を出るんだよ」と伝える
     →自立に向けた心構えが生まれる

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    投稿日:2023.01.03

  • komazawa-lib

    komazawa-lib

    ☆こちらから電子ブックで読めます(駒澤大学内者限定)
    https://kinoden.kinokuniya.co.jp/komazawalib/bookdetail/p/KP00014826

    【2022学生オンライン選書ツアー 書評】
    私がこの本をリクエストした理由は、自分と付き合っていくことに限界を感じたからだ。
    大人と子供の中間地点のような場所にいる現在、自分を育てられるのは自分しかいない。これから一人で生きていくのに、自分の性格がうんざりするほど気に食わない。
    そんな反抗期のような感情が芽生えてからもう4年以上経ち、この感情が生まれるのはどうやら自分が幼少期に抱えた寂しさや諦めからくるものなんだということにめぼしをつけ、インナーチャイルドを子育てする感覚を身につけたいと思いこの本を選んだ。
    この本で一番伝えたいとしていることは、「親の助け」にはヘルプとサポートの二種類があるということを知り、基本はサポートに徹し、ヘルプはしないということだ。
    ヘルプは「できないことを本人の代わりにやってあげること」で、サポートは「できることは見守り、できないことは本人ができるように手助けすること」である。
    過保護すぎて過干渉になっても、無視しすぎてネグレクト気味になっても、親子ともども身を亡ぼすだけである。
    子育てと自分との付き合い方には、類似点がある。
    親からもらった愛情は、一人になったときに自分を育成する道しるべになると思うからだ。
    親から受け取った愛の形が歪で、しっくりくる感覚がない人は親から大事にされなかった部分を当然のように、大事にする必要などないと思ってしまうことがある。
    だが、誰にも大事にされなくても最後に自分自身が大事にしなくてはいけない気持ちと事実がある。
    自分を嫌いになってどう付き合っていいかわからず、自分に優しくなれないとき、もう一人の自分を幼少期の自分と見立て、もう片方の自分が育児本を読んで成長し、自分を育ててみるのはどうだろうか。

    <H.Hさん>
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    投稿日:2022.11.02

  • Shota

    Shota

    【印象に残った話】
    ・子供に主体的に仕事を選び、稼ぐ力をつけてもらうには、戦略的な子育て法が有効だ
    ・発想力の付けさせ方は以下の通り
     ・「他人と違う」ことをほめてあげることで、個性に気付かせ、発想力を付けさせる
     ・予算制限の中で家族イベントの企画を任せてみて、発想力を付けさせる
    ・「決める力」の付けさせ方は以下の通り
     ・「おこづかいアップ交渉」では、子ども側に実績データと要求内容の明確化を求め、実績をベースに考えつつ、足りなければどれだけ必要なのか、話し合って決める
     ・高校は義務教育ではないので、行きたいのならなぜ行きたいのかを、説明させる
    ・改善力の付けさせ方は以下の通り
     ・子どもの学校のテストの結果が出たら、問題点を整理し、勉強方法の改善策を考えてもらう
    【アクションプラン】
    ・「他人と違う」ことを見つけ、ほめてあげる
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    投稿日:2021.05.18

  • やま

    やま

    AIに出来ない仕事
    →試行錯誤しながら新しいものを生み出す仕事。

    試行錯誤に必要な3つの力
    ①決める力
    →選択肢を挙げ、絞る力
    ②発想力
    →他人と違うことを誉める
    ③生きる力
    子どもをやる気にするに
    自己決定権(自分で決めた)、有能感(なんかできそう)、対人交流(重用な他者からの需要)の3つが重用

    小言の三倍誉める 
    ①家族ルールを作る
    親だけでなく、子どもも一緒に作る。
    子どもたちが何より嫌がるのは、ほめられたりほめられなかったりすること。

    ②ほめるための極意はまず聞くこと
    親子㏄は、脱ワンワードと傾聴

    本好きになってもらう前に、好きな本を見つける。

    ◼️所感
    やりたいこと多い。本買ってもいいかも。
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    投稿日:2021.04.25

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