【感想】女は帯も謎もとく

小泉喜美子 / 光文社文庫
(2件のレビュー)

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  • ao-neko

    ao-neko

    海外ミステリが好きな若い芸者がさまざまな事件に出会う、小粋で軽やかな読み心地の連作ミステリ。一応殺人事件もあったりはするけれど、それほど重苦しくもなく。すっきりした読み心地。ミステリ好きならまり勇の気持ちはわからなくはないのですが……「すてきな殺人」に期待しちゃダメだってば(苦笑)。
    お気に入りは「流刑人の島の謎」。これは表題にも記されている通り、答えのないリドル・ストーリーだけれど。これこそ謎のままで取っておきたい物語です。この真相をあっさり語ってしまうのは、それこそ野暮ですよね。
    奇妙な味の作品である「藤棚のある料理店の謎」も好き。もちろんあれやこれやの作品を想像しましたよ。だからそんなオチではないはず、と思ったら……こうきますか! しかしこれはこれでまたぞくりとさせられてしまいます。そしてある意味、これもまたリドル・ストーリーなのかもしれません。
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    投稿日:2021.05.06

  • kimikokumiken

    kimikokumiken

    昔、小説サンデーで、読んだ事があった。

    幼き日に、父母に連れて行ってもらった歌舞伎。
    成長してから、この小泉喜美子氏の本を読んで、歌舞伎の舞台に散りゆく雪が、三角なのだと知った。
    兄がミステリーの本がすきだったのだが、、、、作者の本を読んでいたら、エラリー・クイーンから、ジョン・Ⅾ・マクドナルド、アントニイ・バージェス等、、、どんな本かと、楽しみになるようなものが、羅列されている。
    当時のアランドロン等、、、男性化粧品のCMで、凄くダンディなムードだったのを、即小説にしていた李して、楽しんだ。
    握りしめたオレンジの謎等、、、、その当時、筋ジストロフィー症なんて病気も知らなかったのだが、、、

    本から知らないことが一杯あったのを学んだと、若き日を思い出した。
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    投稿日:2018.05.04

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