【感想】学歴フィルター(小学館新書)

福島直樹 / 小学館新書
(8件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • ドラソル

    ドラソル

    新卒の就活市場において存在する学歴フィルターについて書いた一冊。

    新卒においては存在するものの、中途採用においては存在しないので、自分にとってはあまり参考にならず。

    投稿日:2024.03.12

  • 板橋区民

    板橋区民

    まあそうだろうな、という感想。自分が就職した90年代当時、理系、というより工学専攻学生の就職には教授推薦が必須で、所属する学科、講座の研究分野に関連する業界に実質就職先が限定されていた。職業選択の自由もへったくれもなかった訳だが、逆によほどのことがない限り不採用にもならなかった。本書には理系学生の就活実態が書かれていないので最近の状況はわからないが、昔のように最初から進める道が限定されていた方が企業にとっても学生にとっても幸せな気がする。続きを読む

    投稿日:2022.01.09

  • amano225

    amano225

    新卒就職採用における、学歴フィルター(大学名による差別)についての本。
    実際の話として、偏差値が高い大学と低い大学では、高い大学出身のほうが仕事ができることが多いそうだけど、だからといって最初から、しかもこっそりと低偏差値の大学を排除するのを違うだろうとは思う。
    自分が新卒の就職活動している時は学歴差別というものを実感したことがなかったけど、あったんだろうか。まあ、自分の場合、大学名自体はそれなりに有名なところだったから感じなかっただけかもしれないけど(どこからも内定とれないまま卒業したけど…)。
    ただ、そもそもの話として、偏差値が高い大学の学生のほうが、就職活動に意欲的らしい。そうなると、ソニーみたいに学歴不問としても、結局内定がとれたのは偏差値が高い大学生ばかりなんだろうなと思った。
    なお、中には就活時だけでなく、就職後の研修でも学歴差別がある会社もあるらしく、高偏差値の大学生は主要な支店に振り分けられるというところもあるのだとか。機会ぐらい平等にしてほしいよなと思う。
    なお、早慶上智には偉そうな態度をとる俺様的な人が多いそうだけど、東大や一橋には論理的思考力が高く、偉そうにすう人も少ないのだとか。ドラゴン桜で、正確が悪いと東大に入れないと書いてあったけど、実際そうだということなのだろうか。
    ところで、第1章では「欧米では、日本のような学歴差別は一般的ではない」と書かれてあるのに対し、第4章では「欧米こそ学歴差別が厳しい」と書かれてあって、どっちなんだよと思った。まあ、就活事情が違うから、日本企業のいう学歴差別とは違うということか。まぎらわしいけど。
    なお、東大生の家庭は富裕層が多いとのこと。まあ、予想できたことではあるけど、この問題を解決するのは難しいだろうなと思った。日本の学校教育自体は、平等だとは思うのだけど、プラス塾に行くとかなるとやっぱり金持っている家のほうが多いだろうし。
    なお、第6章では低偏差値大学でもあきらめずに就活する方法が書かれてあって、新卒の就活生はここだけでも読む価値はあるのではないかと思った。会社説明会に、予約できなくても直接伺うというのは、確かにありなのかもしれないと思う。だいたい何人か来てないし(雨の日なんてとくに)。場合によっては、常識はずれな人と思われることもありそうではあるけど、行動力を認めるという人は確かにいそう。まあ、自分ならやりたくないけど。
    なお、著者の提言としては、就活は、社会全体で卒業までのラスト4か月に行うようにしたほうがいいだろうとのこと。そのためには、卒業研究自体も11月末までに終了するようにするとのことで、それはそれでどうなんだと思ったのだけど、そうなると卒研や卒論の内容を採用時の判断材料にできると書いてあって、確かにそれはよさそうだなと思った。だいたい、卒業1年前に就活って、企業にとってもリスクだろとは思うし。
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    投稿日:2021.05.12

  • アルパカ

    アルパカ

    学歴フィルターについて巷で言われていることを考察した本。読んで頭が少し整理された気分。

    これまで大学に所属しており同じ人たちとつるんできたために、偏差値と能力について関連性があるのかわからないでいたが、
    これから社会に出ることで肌感覚で検証することができるだろう。興味深い。
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    投稿日:2021.03.18

  • ちょこ兵士

    ちょこ兵士

    なんていうか常識的なことばかりが書かれていて「そうだよね」ってこと以上の感想はないです。
    でも確かにこういうことをきちんと、根拠を示しつつ、明確に、書いたものってあんまりなかったようには思うので、そうした意味は大きいかもしれません。
    高校生の小論文対策としては豊富なデータがあるので、使いやすいに思う一冊でした。
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    投稿日:2019.11.09

  • haru2012

    haru2012

    自由化とともに人気企業に応募が殺到、採用担当者はフィルターをかけざるを得ない。偏差値の高い上位大学の方が、優秀な学生の比率が高く、意欲も高いからである。低選抜大学でも、意欲や行動を示せばチャンスをつかめることもある。

    学歴フィルター=悪、とも言えない実情やその対策が示されています。新卒時一度に所属を決めるわけですし。
    続きを読む

    投稿日:2018.10.13

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