【感想】もんれす-異種格闘モンスター娘- 1

眼魔礼, 茶谷葉, 青木健生 / コミックライド
(1件のレビュー)

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ブクログレビュー

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  • 『黒犬』の優樹

    『黒犬』の優樹

    こいつぁ滾るッッ
    大袈裟でも何でもなく、私が読んでみたかった、プロレス漫画、と断言できる
    ボクシングや総合格闘技も、もちろん、大好きなのだけど、私的に、最強の格闘技、と信じているのは、プロレスだ
    他の格闘技をディスる気は微塵もないが、プロレスと他の格闘技では、私の中で結構な差がある
    プロレスの魅力は色々とあるけど、私としては、魅せる勝ち方こそ最高、と言いたい
    ボクシングなどは敵をKOしたり、判定勝ちに持ち込めればいいが、プロレスは観客を興奮させねばならない
    エースがピンチに陥るも、一瞬の隙を逃さず、逆転、そして、大勝利
    この一連の流れは、確固たる実力が、リングの中でぶつかる選手たちに備わっていなければ作れない
    よく、プロレスは台本がある、と言われるけど、そのストーリーで客の心を掴み、揺さぶり、ぶっ飛ばしているのだから、間違いなく、勝ちだ
    この『もんれす‐異種格闘モンスター娘』は、そんなプロレス好きの人間だけじゃなく、女性のガチバトルや、モンスター娘が好きな人間も大満足させてくれる
    登場する選手らは、人に近しい姿ながらも、人には出来ない攻撃手段を持っており、それを存分にプロレスに活かしてくれている
    しかも、そんな人外じみた能力ではなく、フィニッシュはプロレス技と呼べるモノなので、余計に嬉しい
    正ヒロインのチロルが、普段は弱気だけど、憧れの人や仲間がピンチとなれば、押さえ込んでいた残虐な野生を剥き出しにし、敵を圧倒的な攻撃力で倒せるタイプであるのも、個人的にツボ
    彼女がケルベロス種ってのも、これまた、興奮しちゃう
    ファンタジー世界には魅力的なモンスターが多くいるけど、やはり、ケルベロスは特別っつーか、格が違うような気がする
    三つの頭による咬み付き攻撃や、あらゆる物を吹き飛ばせる咆哮、猟犬ゆえのタフネスさとスタミナの多さ、何より、獲物に対する容赦のない殺意が、ケルベロスの特性をしっかり表現できている
    まぁ、彼女の場合、怒りで血が頭に上りすぎて、客を満足させられるプロレスは、まだ出来てないので、その辺りの成長に今後、期待である
    個人的には、ベロとベルの強靭な顎の力を活かした、バスター系かスープレックス系の必殺技を、ハードな修行で獲得してほしいな
    ライバルキャラには、ガチな空中殺法を得意とするワイバーン種か、毒と糸による反則が持ち味のアラクネ種、または、シンプルなパワーと打たれ強さ、それらを活かす情報収集と計算能力が武器のゴーレム系などが好い
    果たして、ケーラの愛ある特訓を経たチロルは、初勝利を掴めるのか。どうにも、この腹の中が見えないスライム娘、出来るぞ。種族の特性として、物理攻撃はまず、通じないだろう。一方で、相手は粘り気のある体を活かし、まとわりつき、侵入してくる。蒸発しやすいって弱点を上手く衝けるか、そこが肝だな、試合の
    この台詞を引用に選んだのは、ケーラのリーダーとしての格が見えるので
    新人の強さを、本人よりも信じているからこそ、ここまでの無茶が出来てしまう
    やられる方はたまったもんじゃないだろうけど、躊躇いの無さには、確かな美しさを私は感じた
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    投稿日:2018.07.13

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