【感想】波止場浪漫 上

諸田玲子 / 文春文庫
(2件のレビュー)

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  • mi-key

    mi-key

    時は明治。
    博徒の大親分として名を馳せた次郎長。老いた今は清水のために働き開港に奔走する。
    その養女となったけんは、幼い頃から次郎長と妻おちょうに可愛がられ、船宿末廣のおけんちゃん、波止場のおけんちゃんと呼ばれていた。
    長じて養父母譲りの義侠心で清水の人々のために心を砕くけんだが、心の奥深くには忘れがたい恋を抱えていた…。
    波止場の活気と喧騒、明治から大正にかけての日本の混乱を背景に、この時代ならではのままならない恋を描く。
    憎むべき相手でも憎みきれず手を差し伸べてしまう、手に負えないと分かっていても抱えてしまう、そんなけんを頼って次々と問題を持ち込む人々。
    その中で心の拠りどころとなる唯一が恋人の存在であるのに、もう少し欲を出してもいいのでは、とやきもきしてしまった。
    とはいえ、史実とフィクションとがうまく絡みあった興味深い一作だ。
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    投稿日:2019.03.23

  • 文藝春秋公式

    文藝春秋公式

    【清水の次郎長の娘の運命の恋!】稀代の侠客として名を馳せた次郎長。ご維新以降、旧幕、官軍入り乱れる清水で名士となった。その養女のけんの身も時代に翻弄される。

    投稿日:2018.05.01

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