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桂生青依, タカツキノボル / プラチナ文庫 (1件のレビュー)
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彩波(いろは)
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華やかな笑顔と人当たりの良さで「王子」というあだ名を付けられている羽住。 それなりに人付き合いをし、それなりに仕事も頑張って、それでも十分成果が上がっている羽住は、そういう生き方をヨシとしてきた。 ところが、そんな羽住にも苦手な人物がいた。 それは、職場の後輩でもある奈津川。 彼は、かつて羽住が職場の研修で北海道に滞在していた時に、ほんの一年弱家庭教師をしていた間柄だったのだが、その時の約束どおり羽住を追いかけて、入社してきたのだった。 そんな奈津川はことあるごとに、羽住に愛の告白をしてくるけれど、まっすぐになついてくる大型犬のような奈津川にわずらわしさと共に苛立たしさを感じる羽住。 苛立ちの原因は奈津川自身だけではなく、そんな奈津川をまぶしく感じてしまう自分自身にもあって、羽住は次第にイライラを募らせる。 ある日、オフィスに二人きりになったときに、今まで聞いたことのないような声で、愛をささやかれ、キスをされ…… という話でした。 羽住は、何でもそつなくこなす立派な社会人で、今までそれを不満に感じたことはなかったけれど、それと同時に、一つのことに一生懸命になれる奈津川にうらやましさもあって。 で。 奈津川と再会してから、少しずつ羽住は変わり始めていて。 でも、なかなかそれを認められないのと同時に、認めた後も、こんな自分には奈津川はふさわしくない、と奈津川から距離を取ろうとする。 けれど、それでも遠まわしに一生懸命自分に近寄ろうとする奈津川に結局、羽住が折れてハッピーエンド。 おまけに、全然、素直じゃなかったのに一生懸命素直になろうとしているところまで少し、かわいらしいです。 大型犬攻めが好きな方にはオススメです。
投稿日:2012.04.30
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