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川辺謙一 / 草思社 (3件のレビュー)
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総合評価:
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nobichan
続けて、2冊鉄道関係の本を読んた。 1冊目はこれ。政府の「質の高いインフラ輸出」の掛け声に対する警鐘とも取れる本。実は東海道新幹線は、最先端ではなく、海外の既存技術の組み合わせで行ったとのこと。仏、独…、米、英などとの都市交通の比較(歴史的経緯の比較も)も面白い。日本の良さを見るためにはきちんと海外のベンチマークをしながら、何がガラパゴスかを見極める必要がある。利用者視点で、高速鉄道だけでなく、都市内の交通、first/last one mile 含めたトータルで考えることが大事と改めて思った。 そういえば、祖父は鉄道省の技術系役人だった。。。 私が新人の時にいた某社某工場(当時は鉄道から発祥)の(大昔の?)地鎮祭に役人の一人として呼ばれたと話していたな・・・。続きを読む
投稿日:2018.05.27
starasenrivero
このレビューはネタバレを含みます
本書の提案を読みながら一方で考えていたのが高齢者の自動車事故の増加。地域の交通事情は地域住民で考えるという提案自体には賛成だが行き着く先は地域の終焉のような気もしてきて悩ましい。
投稿日:2018.05.22
ホースケ
常々思っているが、日本の鉄道技術は世間で言われているほどには世界一ではないと思う。 例えば、高速鉄道における安全性能は世界一だと思う。 ATCによる連続制御は、点制御のヨーロッパのETCSより…安全性能は高い。 しかし、双方向運転に対応できるヨーロッパ式に対し、逆線運転不可能な日本式(正確にはできるが著しく速度低下する)では、運転の使い勝手は劣る。 そのATC技術を構成する信号機器は明らかにオーバースペックだ。 部分部分を見れば世界一の技術を持っていると思うが、全体としてみればどうだろう。 そもそも、世界一という漠然とした言葉の定義はいったい何だ。 日本人の「世界一の鉄道」という幻想を捨てるところから考え直さないといけないという筆者は主張する。 海外への鉄道インフラ輸出を進めているが、別にそれって日本式じゃなくても良くない?と思う。高いし。 ”世界一の鉄道技術”の押し売りをやめて、もっと柔軟な鉄道システムの提供をしないといけないのだと思う。続きを読む
投稿日:2018.03.05
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