【感想】帝都フォークロア・コレクターズ

峰守ひろかず / メディアワークス文庫
(9件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • ともりぶ

    ともりぶ

    民俗学のフィールドワーク先で物騒なことに巻き込まれる3人組。柳田、南方など実在の人物名が出てきたり、廃れていく伝統や神事なども現実と虚構の境目がいい感じにわかりにくくて面白かった。

    投稿日:2021.10.14

  • 三田主水

    三田主水

    http://denki.txt-nifty.com/mitamond/2018/04/post-a1a4.html

    投稿日:2020.03.24

  • もっこ

    もっこ

    舞台は大正6年(1917年)
    彼誰会(かわたれかい)という組織の記録係に採用された白木静は、
    生真面目な銀髪の青年:射理也と、噺家崩れの淡游と共に
    「百年使える妖怪事典の編纂」のため雇い主の指示通り
    妖怪や、それっぽい話を探して土地の住人に訊いて回る。
    話の中身はともかくとして、柳田先生は出てこなかったけれど
    まさかのあんな人やこんな人がチョチョっと出て来て
    小躍りしてしまいました(^◇^;)
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    投稿日:2019.12.18

  • skyufo

    skyufo

    百年使える妖怪事典の編纂を…という目的を掲げて、各地に残る妖怪の口伝を記録する誰彼会
    消えつつある妖怪の話を集める行く先々で、彼らはトラブルに巻き込まれていくーー




    いい意味で全く予想外の話だった!

    あらすじを読んだ限りでは、
    日本の寒村に向かい妖怪の話を集めるうちに
    登場人物の妖怪引き寄せ体質かなにかのおかげで
    本物の妖怪に遭遇してアレコレかくかくーー
    みたいな展開が続くのかと思っていたけど、
    良くも悪くも、その怪談が生まれた「いわれ」を突き止めてしまう内容で、
    実際に妖怪の登場を期待していた人にはガッカリくる
    リアリティを突きつけるものになってしまうかも知れないけど
    これはこれで新しい切り口なのではないか?!と驚いた
    火のないところになんとやら
    不思議でも、不思議じゃないものでも、
    必ず何かしらそれらしい原因があったんだなぁと

    続行が出る気配なので期待
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    投稿日:2018.09.14

  • ちこ(´・ω・)

    ちこ(´・ω・)

    「コナキジジ」
    阿波の山分の村々で、山奥にいるという怪。
    夜の山に入りどちらかの怪と出会ってしまったが最後。
    いくら山奥の誰も来ないような場所であったとしても、周囲に住む人たちに何も知らせず実験を行うのはよくないだろう…。

    「河童祭懐古」
    全国どこへ行ってもただ一種の怪物。
    一年に一度海からやってくる者たちに渡された手紙。
    いくら事前に話す事が出来なかったとしても、今までの感謝を込めて盛大に最後のお迎えやお送りをすべきではないのであろうか。

    「一目小僧」
    若干の地域的相異をもってほとんど日本全島に行きわたっている。
    片目をくり抜き片足を切り落とし、儀式を迎える日。
    元々島にあった風習だったとしても、民を騙し私欲の為に儀式を行うのはまた別の問題だよな。

    「小さき者の声」
    言語の若干を頻々と更迭させ他の若干を長く持続せしめた。
    偽造書類や裏稼業に手を出し一般市民を見下す者。
    身分や肩書きを盾に好き勝手してきた罰が下ったのだろうが、それでも変わる事ない思考の持ち主だったのは残念な事だな。
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    投稿日:2018.06.26

  • メディアワークス文庫公式

    メディアワークス文庫公式

    【妖怪伝承を追い、日本各地を奔走する。『彼誰会』トリオが往く大正あやかし伝奇譚!】

     激動の大正。帝都東京に見える怪しき影は、二人の青年。黒のマントに詰め襟学生服、生真面目な銀髪の青年・射理也(いりや)。そして、女物の鍔広帽に着流しを纏い、軽薄な笑みを浮かべた噺家崩れの淡游(たんゆう)だ。
     求職中の少女・静が見つけた新たな職は、『彼誰会(かわたれかい)』なる奇妙な組織の書記担当。彼らの目的は「百年使える妖怪辞典の編纂」だという。
     静は同僚の射理也、淡游と共に、日本各地に残る妖怪伝承を集めることになる。だがやがて三人は不思議な事件に巻き込まれていき――?
    『絶対城先輩の妖怪学講座』の峰守ひろかずが贈る、帝都発あやかし伝奇譚。
    続きを読む

    投稿日:2018.04.25

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