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佐藤唯行 / PHP新書 (3件のレビュー)
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総合評価:
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まいこ
ユダヤ人実業家の実績についてひたすら羅列されていくばかりなのに、ふしぎと飽きずに読める一冊。 「ユダヤ人によるアメリカ経済支配」説は、過去においても現在においても客観的事実とほいい難いと結論されている…。 でもなぜユダヤ人がアメリカにおいて経済的に成功できたのかは、私にはやっぱりよくわからないまま。 教育を重視し識字率が高かったというなら、それは日本人も識字率は高かったはず?という疑問も。 「出稼ぎ的意識が少ない永住思考型の移民であったこと」と「歴史的に育まれた倹約精神」はなるほどなるほど…。しかし改めて社交界からも遠ざけられ、贅沢に着飾り共揃えを従えて外出することと許されていなかったって、その差別の歴史たるや…。 ジョージ・ソロスの話題もあり。 YouTubeで、オーストラリアの金融機関で働いてるのはほとんどユダヤ人で、彼らの日常会話というのは日本人とは全然レベルが違う。日本人の金融知識などユダヤ人と比べると赤子同然と言われているのを聞いて気になっていたんだけど、こういうユダヤ人の家庭内及び友人、同僚との会話についてまでは言及されていなかった。そりゃそうか…。 ユダヤ人の強みがあるとすれば、差別の歴史なども大いに関係はあるけれど他にこういう日々の興味関心から蓄積されていく土台がもう違うのかなと思ったりしたんだけどその辺は謎のまま。続きを読む
投稿日:2022.11.04
bax
このレビューはネタバレを含みます
[ 内容 ] ユダヤ人はなぜアメリカでビジネスに成功したのか? 彼らはアメリカ経済にどれほどの影響力を持っているのか? 遅れてきた移民として憎悪されたユダヤ人。 彼ら自身が自らの経済的成功の存在を否定したため、その実態は今まで知られてこなかった。 本書は、彼らの底知れぬ経済力を金融、流通、マスコミ、不動産、建物などの多岐にわたる調査から明らかにする。 巷間囁かれている「陰謀説」を排し、ユダヤ人の実像を丹念に描き出した一冊である。 [ 目次 ] 第1章 金融界支配の神話―大恐慌の時代 第2章 「経済の暗黒大陸」に固めた地歩―百貨店・新聞・広告業 第3章 主要産業となった映画産業―東欧系ユダヤ人の出現 第4章 今日のユダヤ人大富豪―その財力と実像 第5章 不動産投資こそ富の源泉―ユダヤ移民の天職 第6章 あらたな事業で富を築く―マスコミ・小売業 第7章 今日のユダヤ系投資銀行―受け継がれるユダヤ人脈 第8章 ウォール街のユダヤ人―金融ビジネスの創造者たち [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
投稿日:2011.04.20
sakeharami
ユダヤ人については前々から興味を持っていたので、読んでみようと思った1冊。 戦争後の国を挙げての復旧事業に目をつけて、投資しているところはさすがだ。ユダヤ人であることを、1つの目印にしながら人的コネ…クションを築き上げて、成功者はユダヤ人と結婚してその子供たちに自分たちの経営基盤を引き継がせている。ねずみ講のように経済界にユダヤ人が増えていくわけだ。ユダヤ人だから、という理由で金の絡んだことにも積極的に結託していく姿勢は、彼らの宗教観を元に形成された排他的なコミュニティーに原点があつような気がしてならない。続きを読む
投稿日:2010.01.30
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