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長谷敏司 / 角川文庫 (4件のレビュー)
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eirain0320
AI技術が発達し、人々の生活のほとんどが自動化され、hIE(ヒューマノイド・インターフェース・エレメンツ)と呼ばれるアンドロイドが社会に浸透した世界。17歳の少年・遠藤アラトは、レイシアと名乗る美しい…少女の"かたち"をしたhIEと出会う。彼女は「人類未到産物」と呼ばれる、人類の知能を遥かに凌駕した特別なhIEの一つであった。美しく、人間のようなレイシアに惹かれたアラトは、彼女の望むがままにオーナー契約を結ぶ。レイシアという特別なhIEを手にしたその日を境に、アラトは"人類"と"AI"の在り方を巡る大きな争いに巻き込まれていく―――。 「"アナログハック"―――「人間のかたちをしたもの」に人間がさまざまな感情を持ってしまう性質を利用して、人間の意識に直接ハッキング(解析・改変)を仕掛けること。」 hIEがどれだけ人間らしい振る舞いをしても、それはAIプログラムによってシミュレートされたものであって、hIEに"こころ"は存在しない。hIEが人間の感情に訴えかける行動を取るのは、"アナログハック"で目的を遂行するために過ぎない。アラトがレイシアの望むがままにオーナー契約を結んだのは、"アナログハック"を受けた結果なのだろうか。「人類未到産物」と呼ばれる超高度化したAIでも、やはり"こころ"は存在しないのか(シンギュラリティは生じないのか)。 ・・・と、テーマはとても面白いのだが、アラトが一番惹かれているのが、レイシアの"美しさ"としか読み取れないんだよね。「出会いはその美しさ、その後はレイシアの人間的な部分に触れて」、という流れであれば納得できるのだが、描かれるアラトの心情は「美しいレイシアを手放したくない」という側面が強く、また、レイシアと絆を深めるような決定的なエピソードにも乏しいため、「アラトくん、あんた完全に"アナログハック"されてるよ!」となってしまう。で、そんなアラトがどれだけ主張を繰り広げても、「超絶美少女アンドロイドに狂わされた哀れな少年」としか見えなくなってしまい、物語を追うのが辛い。それ以外にも姿を追いたくなるような魅力的なキャラクターはおらず、読み進める楽しみが見つからない。(良かったのは紫織ちゃんくらいかなぁ・・・。) 少しでもそそられる展開になることを祈って下巻へ。続きを読む
投稿日:2022.08.06
ぬえ
読点が多く、読みにくいと感じる場面があった。それと、言葉に力がないので、情景を思い浮かべるのも難しく、読み進めるのが苦痛だった。だが、AIと人間が紡いでいくストーリーが魅力的で、結末が気になるので続き…も読みたいと思う。続きを読む
投稿日:2022.03.19
kazuhisachiba
ボーイミーツガールにAIを絡めたアイデアだが,日本語に難があったり,内容としては森博嗣氏のWシリーズの方が洗練されていたり,という理由からいまいちのめり込めず.
投稿日:2019.08.01
Στέφανος
Contract Analog Hack You'll Be Mine Automatic World Boy Meets Pornography My Whereabouts Dystopia Ga…me Slumber of Human 著者:長谷敏司(1974-、大阪府、小説家)続きを読む
投稿日:2018.10.08
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