【感想】『週刊文春』と『週刊新潮』 闘うメディアの全内幕

花田紀凱, 門田隆将 / PHP新書
(5件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • kun92

    kun92

    文春と新潮の、名物編集者の対談。

    面白い。

    文春と新潮の違いなんか気にしたこともないし、そもそも読んでないのだが。所詮週刊誌とか、くだらないスクープ合戦と思ってたんだが、少なくとも、ちょっと前は全然違ってたんだな。

    お互いのライバル感とか、故の経緯とか見えて、そこがいい。

    新聞はどうでもいいが、こういうジャーナリズムが、ネット時代にどう生き残って行くのか難しいところだろう。
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    投稿日:2020.08.16

  • cinejazz0906

    cinejazz0906

    『週刊文春』の元編集長と『週刊新潮』の元特集班デスクが、日本のジャ-ナリズムの内幕とこれからのメディアの在り方について語りあった真柏の暴露本である。巻末の月刊誌と週刊誌の年表を見ると、インターネットやスマホなど“情報ビッグバン”が紙媒体を市場から減退、休刊、廃刊が相次いでいることがよく解る。さらに新聞ジャ-ナリズムの主義主張、イデオロギーに基づく情報操作によって世論を扇動している有様について、両者の実体験を生々しく論じている。安易な週刊誌ネタに留まらない、闘うメディアの誇りと情熱を見せつけられる。続きを読む

    投稿日:2019.10.25

  • prigt23

    prigt23

    80年代から90年代の週刊誌2誌について、その当事者が対談形式で振り返った内容で、インターネットが普及する前に両誌が果たした「役割」とはなんだったのか、を明らかにしていく。

    今となっては懐かしい内容も多く、古き良き時代を懐かしむ会話も含まれているが、あれだけ世の中の中心にいた両誌でありながら、それほど自画自賛は多くなく、いかにも「雑誌の人」という切り口による「振り返り方」が素晴らしい。

    当時すでに新聞は「死んでいた」が、雑誌は「役割」を果たし続けた。そしていまは雑誌も死につつあることがよく理解できる。

    これからの雑誌については、専門性の低い一般誌はオワコンなので、新書で出すなり、電子書籍で出すなり、有料動画で配信するなり別の媒体で「週刊誌」が生き残っていってほしい。

    https://twitter.com/prigt23/status/1049241603389370368
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    投稿日:2018.10.08

  • uchineko

    uchineko

    競い合うように数々のスクープを連発し、権力に挑み、大物のクビを飛ばし、事件の真相を追い、人間の真実を描いてきた『週刊文春』と『週刊新潮』。両誌の歴史と内幕を知り尽くしたOB2人が、すべてを語り尽くす。

    芸能スキャンダルを連発して一時期「文春砲」と持て囃された『週刊文春』も、部数は10年前の71%、『週刊新潮』に至っては52%なのだそうだ。2人の大物ОBの対談は「昔(自分たちの頃)はよかった」という老人の話のようなところも鼻につくけれど、昨今の新聞の堕落やTVワイドショーの手法への批判は正鵠を得ている。
    (B)
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    投稿日:2018.08.05

  • masahiro884

    masahiro884

    週刊文春の元編集長と週刊新潮の元副部長の対談本。プロレスなのかシュートなのか分からない応酬だけで面白い。ファクトを捻じ曲げ本質を報じずに政権を叩くだけの新聞・週刊誌への危機感には納得。古巣贔屓や個人の思想が見え隠れしている面もあるが、それも含めてメディアリテラシーなんだと思った。続きを読む

    投稿日:2018.02.09

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