【感想】淫夢

愁堂れな, 笠井あゆみ / 幻冬舎ルチル文庫
(1件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • K

    K

    このレビューはネタバレを含みます

    ▼あらすじ
    月島西署の刑事・折本龍(おりもとりゅう)は夢――その中で龍は艶めかしい美少年で、常に男に抱かれている――に懊悩していた。同僚で親友の木下葵(きのしたあおい)に、夢の核心には触れず悩みを打ち明ける龍。そんな折、殺人事件関係者の高級男娼・祐貴(ゆうき)を訪ね、驚く。彼は夢の美少年にそっくりだったのだ。その夜、夢の中で龍は祐貴となって葵に抱かれ、そして次には祐貴が殺されて!?

    ***

    ストーリーの完全度:普通〜やや高い
    トーン:シリアス
    エロ度:普通
    萌え度:やや高い
    総合評価:★4.0

    積み本崩し。思ってたより謎解き要素が強い作品で、これはどういう事なんだろう?とあれこれ推理しながら読めたので楽しかったです。
    特に夢の中に出てきた少年(青年?)が現実世界で現れてからの展開は面白さにグッと拍車がかかり、ページをめくる手が止まりませんでした。

    個人的に最も印象に残ったのが、夢の中で龍が葵と祐貴3Pするシーンです。あれ、葵の行動と台詞に凄くゾッとしましたね。
    しかも翌日、祐貴が……ね。あらすじで思いっきりネタバレしておりますが、私は基本的にあらすじは読まない派なので衝撃度がハンパなかったです(笑)

    でも、肝心な夢の真相はというと…ぶっちゃけ、ちょっと肩透かしを食らいました(笑)
    私的にはもっと闇が深い真相だと思ってたので、「なーんだ」と思ってしまって…(すみません;)
    ただ、葵の片想いが成就するシーンは胸熱で良かったです。男前ってどうしてこんなに涙が似合うのか…。笠井先生の挿絵の効果もあって葵が涙を流すシーンに不覚にも少しときめいてしまいました。

    あと、脇キャラのホームズみたいなキャラと助手の女装少年も良かったです。あの二人、なかなかインパクトのあるキャラなのでスピンオフがあるなら是非読んでみたいところ。
    推理・サスペンス要素のあるBLが好きならオススメの作品です(^^)v

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    投稿日:2020.10.15

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