【感想】社畜と幽霊 3

日日ねるこ / となりのヤングジャンプ
(1件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • 『黒犬』の優樹

    『黒犬』の優樹

    完結してしまった、ショックではあるが、もんどりうつほどではない
    逆に、よく、(3)まで出たよなぁ、って驚きの方が大きいかもしれないな、と書きながら思っている
    突き抜けた面白さがある訳でも、じわじわと残る感じの可笑しさがある訳でもない
    怖すぎる、と震えはしないけど、地味にビビらせてくる。少なくとも、これを読んだ後に風呂へは行けない気がする
    この幽霊にはワンパンで勝てる気がするが、それはそれ、これはこれである
    主人公の背山と、ヒロイン(?)の幽霊、この一人と一体を繋いでいた、奇妙な関係性に名が付けられないってのも、ある意味、魅力だろう
    友情や恋愛ではないけれども、憎悪や怨恨だけではない。契約や主従って感じでもない。ただただ、付き纏われ、からかわれ、邪魔され、一方的に疲れさせられていただけ。感謝の念など、当然、一切ない。それが逆に良かった
    人外に好かれやすい体質になりつつある背山が、謎の神様から、退魔の攻撃能力を貰っちゃう展開がブッ込まれてきたのは、つい、笑ってしまった。神様が押しつけた能力だけあって、威力は高いんだけど、使うと凄ぇ体力が持ってかれるってハイリスク
    この(3)で登場した、霊感女子小学生も、良い味が出ている。カバー下の漫画、これ、次回作の原型にしても良いんじゃないだろうか
    まぁ、この巻っつーか、『社畜と幽霊』で、私が最も好きなキャラは、狸なんだけども。動物のままでも愛嬌があっていいんだけど、原田と合体している状態の方が頼りになって好ましいな
    ともあれ、この『社畜と幽霊』で、日日先生の実力も、ある程度は上がっただろうから、次回作を気長に待とう。さすがに、本誌連載は厳しいかもしれないが、半年に一回くらいなら、読み切りを掲載してほしい
    できりゃ、腕力最強系の我儘ロリババアと、彼女に振り回される苦労人の孫が、しょうもない悪事を働く妖怪を懲らしめる、アクションコメディが読んでみたい
    この台詞を引用に選んだのは、背山の怒りがビシッと伝わってきたので。暴力に訴えるのは良くない。しかし、世の中、痛い目に遭わせなきゃ分からない奴もいるのだ。そん時は躊躇せず、ビシッとやった方が良い
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    投稿日:2018.04.25

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