【感想】鈍色の華【イラスト入り】

木原音瀬, ZAKK / ビーボーイノベルズ
(7件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
1
3
3
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ブクログレビュー

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  • 流し打ち

    流し打ち

    このレビューはネタバレを含みます

    「鈍色の華」の描写には耐えられず、「漆黒の華」のみ。
    登場人物全員悪人、とまでは言わないが、主人公からして計算高いろくでなし。
    悪漢小説であり、ローターの件りは筒井康隆のスラップスティックを思わせる。悲喜劇であり、日本は戦争に負けたんだとしみじみ感じさせてくれる。
    いかようにも取れる異色の傑作なのかも知れない。

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    投稿日:2023.05.29

  • にむー

    にむー

    冴えないサラリーマン鶴谷は、何故か社長から性接待を命じられる。気に入ったという提携先である海外の会社の重役ふたりが相手。
    冴えない中年に入れ込む外国人。パートナーに迎えたいと言う申し出を断る鶴谷。
    谷の魅力が分からなかった社長だが…。
    鶴谷がラストにはあんな風になっちゃうなんて。
    そして社長も…❗登場人物みんな、何というか凄い。もう1作品は、◯ーター事件とあそこのタトゥーが衝撃的
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    投稿日:2021.05.19

  • 柚子胡椒

    柚子胡椒

    このレビューはネタバレを含みます

    3.8
    鈍色の華
    海外企業の重役への枕接待をきっかけに男にハマってしまった五十代男性のお話。
    って書くとよー分からんけど、最初はノンケでSEXも満足にしたことのないようなおじさんが外国人相手に開発されてしまって男無しでは生きていけないような淫乱になったという感じ?てっきりダンとヒューイの3人のお話かと思ったら最終的には社長に囲われててびっくりした。
    にしてもこういう人おるやろなぁと思った。

    漆黒の華
    受けがむちゃくそ嫌いなタイプで、お前こそ攻めにガチガチにやられて一生攻め様居ないと尻の火照りがどうにもできませんアヘアヘってなれ!って思ってたら良い結末だったなぁ( ˘ω˘ )
    ダンは鶴谷にもフラれこのクソ受けにも酷いフラれ方したら可哀想すぎるわと胸痛めてたからホント良かった

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    投稿日:2019.11.02

  • こにょ

    こにょ

    面白かった!!!
    主人公は2人ともクズだけど、面白い!
    クズなのにハッピーエンドだとストレスだけど
    そういう訳ではないから、
    凄く面白かった!!!

    投稿日:2018.02.13

  • aries

    aries

    鈍色の華
    中年の冴えない男がなぜか会社の取引先の外人に気に入られ華?開いて行く話?

    鈍色の果実
    その性接待をアテンドしたもののその中年社員の良さなど全然分からない社長。しかし、その取引先外人に身請けしたいとまで言わせ、それなのにそれを断り、まさかの自分に相手をして欲しいと言われいやいやながらも応じたら、すっかりそれに取り込まれてしまい、、、。

    漆黒の華
    鈍色の華で身請けしたいと言った外人が攻め。その会社の日本支社では外資なのに日本支社の為に通常の日本の会社と変わらない給与体系に不満な受けが、社長がゲイと聞き及び自分の身体を条件に日本本社に引き上げてもらったものの、攻めの拘束に嫌気がさし、しかも女性相手では勃たなくなってきていて焦り出し契約の終了を申し出る。しかし結局女性相手では無理で自分のお尻が疼く始末で!
    とどのつまり、社長と復縁することになり、更なる拘束の中に身を置いて受け人生を歩んでいってしまってる、、、。

    3つの話では漆黒が良かったかな?ただ、漆黒の社長はもう少ししたらアメリカに帰っちゃうんだけど英語がイマイチな受けのその後はどうなるのかな?アメリカまで一緒にいって愛人生活を続けるんだろうか?
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    投稿日:2017.08.08

  • ケイコ

    ケイコ

    この作家さんの魅力は確かにどこかおかしなキャラクターなんだけども
    最近そのおかしさが滑稽であったり
    何となく受け入れ難いものに
    感じるようになりつつある。
    読む私が変化してるのか
    キャラがあまりにもワンパターンになってきてるのか
    (どこか突拍子もないという設定)。

    今回も、目覚めちゃって下半身がだらしない中年のおじさんだけど魅力がある、というギャップ感とか
    打算したつもりが思うように事が運ばなくて
    逆ギレする最低野郎とか
    今までの作品にもいたような、とか思いつつ
    読みました。

    初めてこの作家さんの作品を手にした時の
    面白さ加減はかなり引いてきています。
    慣れっておそろしい。
    その中にも、何だろう…がっつり訴えてくるものが
    だんだん少なくなってきてる気がする。
    そこが残念。
    続きを読む

    投稿日:2017.08.05

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