【感想】極楽プリズン

木下半太 / 幻冬舎文庫
(8件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • ハルめめ

    ハルめめ

    恋人殺しの冤罪で投獄中の男が、恋人の事件を未然に防ぐため脱獄してきたと言うタイムリープ物。路地裏のバーでその男と出会った理々子。二人の立場と関係性は想像つくものの軽い感じで一気に読めました。

    投稿日:2023.11.16

  • sarubobo-papa

    sarubobo-papa

    愛する人を救うためにタイムトラベルをする青年のミステリーファンタジー。

    恋人を殺害した冤罪で刑務所に収監された柴田。

    しかし、そこは自由にあふれた楽園のような刑務所・極楽プリズン。

    何度も脱獄して、人生をやり直し、愛する明日香を守ろうとするが、最後は救えなくて、極楽プリズンに戻ってきてしまう。

    そのうち、囚人仲間の小林やトンボの正体がわかり、その柴田の物語を聞かされていた理々子もまた。

    時を超えて浮遊する愛情劇と、どんでん返しの気持ちの良い作品。
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    投稿日:2021.01.05

  • ゆーすきんAA

    ゆーすきんAA

    このレビューはネタバレを含みます

    読みやすく、飽きずに最後まで読めました(*^o^*)

    最後はポジティブに終わるのでスッキリした気分です

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    投稿日:2019.08.09

  • herbtea

    herbtea

    火事の渋滞に巻き込まれ、横浜の宿泊をあきらめてバーに入ったシングルマザー理々子。隣り合わせた男が、妙な話を始めます。あまりにもありえない、不思議な話に暇つぶしのつもりが、すっかり夢中になり自分の境遇や過去にも思いを馳せる彼女…。木下さんの話には無駄がありません。どれもこれもが伏線で、最後に綺麗につながるのです。今回もぶっとんだ設定ですが期待通り綺麗にピースが繋がり、満足、といいたいところですが…うーん、決して悪くはないですが、普段の木下作品と比べるとインパクトは薄いです。お薦めするなら別のを薦めるかな。続きを読む

    投稿日:2019.06.14

  • 2006takahiro

    2006takahiro

    バツイチの理々子は、路地裏のバーで柴田と名乗る男に声をかけられた。男は「恋人を殺した無実の罪で投獄されたが、今、脱獄中だ」と打ち明ける。そして、飲酒OK、ジムやシアタールームまであり、「出入り自由」な刑務所の話を始める。「死んだ彼女を救うため、脱獄を繰り返す奇妙な男」の真相に近づいたとき、理々子が目にした恐ろしいものとは――?続きを読む

    投稿日:2018.12.01

  • Kazuko Ohta

    Kazuko Ohta

    なんでもありの半太さん、もう多少のことではこっちも驚きません。

    今回の主人公はバツイチの理々子。終電を逃してふらり立ち寄った路地裏のバーで、柴田という男の話に思わず聞き入る。柴田は恋人を殺した無実の罪で服役中で、今は脱獄中。彼が投獄されているのは極楽のような刑務所で、脱獄も自由。んなアホな。来るで来るで半太節、と思ったけれど、既視感のある映画や本を混ぜた感じ。

    しかしなんでしょうね、悪夢も極限も極楽ももうええって!と思うのに、気づけば私はまた半太を読んでいます。軽さと無茶振りと平和なオチに引かれてしまうのか。
    続きを読む

    投稿日:2017.12.30

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