【感想】窓ぎわのトットちゃん 新組版

黒柳徹子 / 講談社文庫
(133件のレビュー)

総合評価:

平均 4.4
68
36
15
0
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ブクログレビュー

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  • はまひるがお2023

    はまひるがお2023

    子どもの教育は重要、どのように子供を育てるのか、もっともっと子供を視て、子供にあった、個性を活かせる子育て、教育を勉強せなあかん!

    投稿日:2024.05.18

  • りん

    りん

    このレビューはネタバレを含みます

    著者はきっといつまでも子どもごころを忘れない人なのだなあと感じる作品。
    特に「とっても不思議!」は、日常の些細な出来事だけれど大人になっても忘れていないということは、それだけ強烈な思い出だったってこと。
    そういえば自分は小さい頃「寿限無」やことわざを覚えたな、とか、祖父母の家で花札をして遊んだな、とか色んな思い出を思い出す。

    トモエ学園でのあれこれは、きっと今の日本の教育にとってとても大切な指導方法だと思う。
    ただ、それは生徒と先生の人数のバランスが取れているから出来ることで、1:30以上の今の教育では難しいだろうなというのが現実。
    時代の流れと共に、ぐらぐら変化する価値観。当然過去を遡れば、男尊女卑は価値観として当たり前の世の中で生きている中で、「女の子には親切に」と教える校長の凄さが描かれている。子どもの頃にそういった教育をされた男の子は、きっと生涯女の子には親切にしなければと思い続けるだろう。逆に威張っていいと教わった子どもは威張り散らして、きっと大人になって白い目を向けられている。最近視聴している『梨泰院クラス』でも正に同じような描写が出ていて、子供の行動は親の背中や言葉による事が往々にしてあると思った。
    いかに子どもの時に人として当たり前のことを教わったか、自分の中に取り入れたかで、その後の生き方に変化を及ぼすかを描かれている。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.05.14

  • まかろに

    まかろに

    中学の時、同級生が「この本を読んで学校の先生になろうと思った」と話していたのが記憶に残っている。たしかに。そう思う人もいそう。
    学校の思い出話だけかと思ったら戦争も絡んできて、当時の雰囲気が少し伝わる続きを読む

    投稿日:2024.05.12

  • fastrocktail

    fastrocktail

    やっと「窓ぎわのトットちゃん」を読んだ。1981年刊行以来世界中でベストセラーになっているこの本を私は2024年の今読み終えた。文庫版あとがきで黒柳さんが書いているように、「タレントが書いた」「ベストセラーになった」そして黒柳徹子が書いた本として、手にも取らずにそのまま見捨てていた。そしてようやく黒柳徹子さんのインタビュー番組で「自分がトモエ学園で育てられた」という小学校時代のエピソードを聞き、では一度トットちゃんを読んでみようと文庫本を購入した。本の最初から黒柳さんが小学校を退学させられる(!)エピソードで始まり、いかにも発達障害、注意欠陥多動性障害の学校の枠にはまらない児童であったことが明かされていく。この黒柳さんを受け入れたトモエ学園は1937年から1945年までの8年間しか存在していなかった。しかしこの本を通してその創始者の小林宗作さんの言動、行動が、既存の学校教育の枠を超えてしまう「問題児」に向き合う教育者の姿勢として、現在にも通用するものであったと明らかにされる。「窓ぎわのトットちゃん」は、戦前に軍国教育だけではない幼児教育が可能であったことを示すトモエ学園の姿を記録する大切な1次資料である。続きを読む

    投稿日:2024.05.06

  • リリィ

    リリィ

    昨年末の映画でめちゃくちゃ感銘を受けたので、原作本を読破。
    原作はどちらかと言うと短編集的な雰囲気なので、1本の映画としてまとめるために、トモエ学園の素晴らしさはもちろん、生死と戦争というものを軸に構成され直しているんだと思った。
    映画でもずっと号泣だったのだけど、小説も本当にめちゃくちゃよかった。
    今風に言うと、トットちゃんはHDSDとかに分類されるのだろうか。そんな言葉もないような時代に一人一人の子供と向き合いながら教育を行っていた小林先生は本当に感動する。
    こんなふうな教育ができている場所が、今の日本にあるのだろうか?この学校で学ぶことができたら、きっとどんなにか幸せなんだろうなと思う。
    続きを読む

    投稿日:2024.05.05

  • エス

    エス

    最近、徹子の部屋を好みの人が出ると見るようになって、黒柳さんの人柄にとても好感をもっていました。(でしゃばらず人の話を優しく聞く]
    そこでこの本を読んでみることにしました。
    感じるものはいっぱいあったけど、とにかく
    徹子さんの柔らかな温かい人間性が感じられました。
    徹子の部屋を100歳まで続けたいとのこと、ぜひ
    続けて欲しいと思います。
    続編をこれから読みます。

    続きを読む

    投稿日:2024.05.01

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