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佐藤正午 / 角川文庫 (17件のレビュー)
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キョウヘイ
なんだろう。めちゃくちゃ面白かったんだけどこの気持ちをうまく言葉にできないな。結局愛の話なんだけど津田伸一が冗談と皮肉を言いまくってめちゃくちゃにするから訳がわからない。プロットがテクニカル過ぎて感情…がついていかないような、なかなか面白い小説体験… 全く独立した物語でもあるけど、「鳩の撃退法」の主人公の津田伸一が出てくる前日譚でもあって、両方読んでると楽しめるね。長谷まりとの関係がどうにも切なかった。なぜ津田伸一はこうまで破滅的に生きなければならないのかに興味は尽きない。しかし佐藤正午はめちゃくちゃうまい。テクい。続きを読む
投稿日:2024.04.17
風羅坊
小説家 津田伸一 3度目の小説界からの追放に遭う 超能力の女性との関わり 鳩の撃退法に続く小説 自業自得、捨てる神あれば拾う神あり
投稿日:2023.08.17
#8
佐藤正午の小説は、面白がれる小説読みはたくさんいると思うけど、誰にでも勧められるかというとちょっと、となる。これもそう。 鳩の撃退法の後も続けて、ゆるい津田伸一サーガみたいになるといいな。 唯一無二の…不思議な作家だなと思う。続きを読む
投稿日:2023.01.23
hamayas
佐藤正午一気読み第4弾。さっき調べたら9月9日にはKindle版が出ているけど、僕が買ったときはまだKindle版が出ていなくて、中古本を697円(配送料257円を含む)で注文した。まるで新品のよう…なすごくきれいな本が届いてびっくりした。 「鳩の撃退法」でドライバーをしていた津田伸一が(まだ)小説家だったときのお話。主人公は津田伸一なんだろうけど、ヒロインが明確ではない。敢えていえば石橋なのかもしれないけど、ちょっと違う。そういえば、佐藤正午の小説にはあんまり明確なヒロインは出てこないか。このお話の中では、僕にとって一番魅力的だったのは、「ほえ」を連発する長谷まりだった。 「偕老同穴」なんて死語(?)を学ぶこともできる。続きを読む
投稿日:2019.01.05
kumapooooo
これは重いぞー、重い。ページ数も多いけどそこに詰め込まれた文字数も多い。1ページにぎゅうぎゅうに文字が詰め込まれてない、改行しない。しかも割とどうでも良い、ぎゅうぎゅう?牛々?みたいな事が書いてあった…、もうどうでも良いよ!って感じになって、それもまた楽し。 ともかく主人公の小説からしからぬ適当な物言いになごむ。ていうかそれを延々と繰り返されていい加減に飽きてくる、ていうかイラついてくる、と言いたいところなんだけど、意外やこの適当さ加減が、高田純次のような愛らしさというか、なんかけっこう悪くなく、なんやかんやとまぁ許してしまう、みたいな。そんな感じの適当さ加減を楽しむ本、と思いきや、帯には愛の心理と幻想を描いた、大傑作長編、とあって、もうピエール瀧もびっくりである、かもしれない。続きを読む
投稿日:2018.03.31
minoreal
『身の上話』の下がり切ったテンションから解放されて、ただし主人公がふらふらした人物なのは同じで…どちらも佐藤正午作品らしい雰囲気だけど、なぜかこっちの方はちょっと村上春樹っぽさがある。“カフカ”で魚が…降ってくるのと、渋谷のカフェの外に鳥が集まってくるのが、変にリンクしてるだけかも。続きを読む
投稿日:2018.03.03
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