【感想】テーリー・ガーター 尼僧たちのいのちの讃歌

植木雅俊 / 角川選書
(1件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • lacuo

    lacuo

    これは極めて重要な1冊だ。
    特にフェミニズムにとって、重要な思想の歴史になるだろう。

    古くは中村元師の翻訳があり、早島鏡正師のものがあり、そういう先人の成果をしっかりと踏まえたものだ。
    この翻訳は読みやすいし正確だし、素晴らしい。
    後半の、テーリー・ガーターを説明している文章も分かりやすい。
    翻訳と、説明と、★★★★★
    なぜ岩波文庫じゃなくて角川だったんだろう?とにかく、素晴らしい本だ。

    ただし、筆者は法華経信者で、このような学問的にも重要な仕事を、法華経の正当性を語るための材料として使おうとする時だけは、偏狭なカルト信者の本性をむき出しにする。
    そこがキモチ悪いので、マイナス★1点。

    彼の信仰が何であれ、研究者としては、ひたすら実証主義的で、客観的で、中立的であって欲しかった。
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    投稿日:2017.09.28

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