【感想】死者の書

折口信夫 / 角川ソフィア文庫
(4件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • zootopia618

    zootopia618

    過去分

    このような文体の本をしっかり読んだのは初めてだったので、読みづらかった!意味もあまり理解できず、、。
    しかし、情景の美しさは目に浮かぶようで、奈良時代の良さ、悪いところが見えた気がした。
    章は流れるようで美しいと感じた。
    続きを読む

    投稿日:2021.09.11

  • Shimako

    Shimako

    平安時代よりもさらに遡った奈良時代が舞台の小説で、最初は何が書いてあるのかさっぱり分からないなりに、所々の文書に惹かれて読み通し、2度目になんとか筋がわかってきたという(笑)。国文学者であり民俗学者であった作者の文章は、貴さとか美しさとか賢さが奈良時代の物の考え方や言葉遣いを反映した文章で表現されていて印象的で新鮮。説明という漢字にことわけというフリガナがふってあったり、大体がこんな感じでなんというか、二重に楽しめる感覚がある。続きを読む

    投稿日:2019.09.18

  • Yu Kino

    Yu Kino

    巡り巡ってやっとこの本の順番に至った
    そんで、見たぞ、景色を
    自分の生半な知識ではあえて描きたくなかった景色を、折口信夫を頼って見たぞ
    松岡正剛が、僕の中に蟠っただけのことを、千歩くらい先回りして見事に言葉に言ってくれてるので、そこはパス
    日本の古代が、ヌーベルバーグのように描かれる
    これを混乱と読むか、あるべくままと読むか
    続きを読む

    投稿日:2018.11.24

  • omosioihon

    omosioihon

    民俗学者である折口信夫の文学作品としての代表作。
    奈良の二上山に伝わる大津皇子、中将姫伝説を下敷きとした、奈良時代を舞台とした幻想小説。
    非業の死を遂げた大津皇子が墓の中で目覚めるところから物語は始まる。
    同じくして、中将姫は當麻寺に導かれる。
    意図的に時系列を前後させているため、しばらく物語の輪郭は掴めない。
    蒙昧とした死者の意識が、次第に明らかになるように物語は進む。
    続きを読む

    投稿日:2018.08.19

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