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池波正太郎 / 文春文庫 (4件のレビュー)
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総合評価:
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jitan
内容(「BOOK」データベースより) 近年、いよいよ兇悪化する盗賊どもの跳梁。長谷川平蔵はその探索のために身銭を惜しまず、父・宣雄が遺した金も刀剣もほとんど失い、命をも狙われる日々である。密偵・伊三次…の過去と無念(「五月闇」)ほか、「あごひげ三十両」「尻毛の長右衛門」「殿さま栄五郎」「浮世の顔」「さむらい松五郎」の全六篇を収録。続きを読む
投稿日:2021.12.24
yappinkun
人が何か仕出かす事は、必ず、何らかの結果をまねくことなのだ。当たり前のことだがね。 その当たり前のことを、人という生きものは、なかなかに、のみこめぬものなのさ、このおれもそうだが ひとこと、ひとこと…が身に染みる。 それにしても、五月闇で、密偵伊三次が亡くなったのは、残念ではある。続きを読む
投稿日:2020.03.14
らじヲ
このレビューはネタバレを含みます
密偵さんが何人かいるけれど、この巻の『五月闇』で伊三次さんが亡くなってしまいました。 他人の奥さんを寝取って、その旦那を殺そうと大きな傷をつけたんだから、そりゃあ、怨まれて当然だと思う。 今は良い人っぽい密偵さんたちも、かつてはいろんな事情で悪の道へ入ったわけだし、人を殺していないまでも、お金を盗んだり、人の信用を裏切ったりしているわけで…。 人はある意味変わるんだってこと。 身分がしっかり分かれている時代だし、幕末と違って、まだお金で身分を買ったりもそれほどなかった頃だろうし、環境がその人を作っていってしまうんだ、だから環境が変われば人は更生できるんだ…って気もしました。 今の時代の悪党は、この時代ほど固定された環境にないんだから、少年法とかいらないと思うけどね。
投稿日:2018.09.25
文藝春秋公式
【「読みやすい!」の声が続々。鬼平シリーズ【決定版】、順次刊行中!】第十四巻は密偵・伊三次を描き話題騒然となった「五月闇」ほか全六篇、第十五巻はサスペンスタッチの名作「特別長篇 雲竜剣」収録。
投稿日:2017.07.11
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