【感想】東京カウガール

小路幸也 / PHP研究所
(17件のレビュー)

総合評価:

平均 3.3
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ブクログレビュー

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  • ひろえ

    ひろえ

    カメラマン志望の大学生英志は公園で撮影中に殴打事件に遭遇してしまう。その犯人は見覚えのある女性だった。彼女はなぜそんな事をしているのか、叔父やいろんな人に協力してもらいながら謎をつきとてめいく。

    めての作家さんでしたが展開がいろいろあって一気読みでした。この叔父さんのキャラがいいですね。
    でも裏でおこっている世界が理解できない気がしました。
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    投稿日:2023.08.05

  • isutabi

    isutabi

    ★私は、復讐をしているの(p.277)

     登場人物たちが知恵とスキルを駆使してコトを解決するという小路幸也さんでよくあるパターンではありますが今回はかなり危険な雰囲気。英志くんは奈子さんをどうやって救う? そして、この著者らしくあっさりと物語は終わる。

    ▼簡単なメモ
    【一行目】職質されたら、まず、微笑む。

    【アンジェラ】喫茶あんぼれの常連。歌舞伎町でゲイバーのママをやってる。
    【石垣奈子/いしがき・なこ】ヒロイン。相手を破壊する技を修得している女性に似ている。岡島の孫。
    【石垣肇/いしがき・はじめ】奈子の父方の祖父。父が亡くなった後も母娘ともに一緒に暮らしている。
    【英志/えいじ】→木下英志
    【大谷】岡島製作所で働いている。無口だがいつもにこにこしている。
    【岡島比佐志/おかじま・ひさし】岡島製作所の社長。バネを作る職人だがそんなに大きくないものならなんでも作れると言う。
    【重い荷物】《確かに知られてもいいなって思った人に知られると、そして受け入れてもらえると心は軽くなる。》p.271
    【カウガール・ブルース】映画。出演者のユマ・サーマンが奈子さんにちょっと似ているかもしれないとか。
    【喫茶あんぼれ】繁の店。
    【木下英志/きのした・えいじ】主人公。M大三年生。写真や映像を撮ることに人生を費やしている。西田や東田はキノピオと呼ぶ。岡島はキノちゃんと呼ぶが特に銃の腕がいいわけではない。
    【木下写真館】英志の祖父と父が四十五年間営んできたが閉店。
    【繁】木下繁。英志の叔父。ゲイ。量が多くて安い食事もできる。置いてるものは年代物。「喫茶あんぼれ」のマスター。
    【奈子】→石垣奈子
    【西田杏/にしだ・あん】町工場の映像記録で同じチームになった。大学は異なる。映画監督志望。
    【東田絵里子/ひがしだ・えりこ】町工場の映像記録で同じチームになった。大学は異なる。文章を書く仕事をしたい。
    【被写体】《普通に可愛い女の子は好きだけど、『あの子いいな』と思った瞬間にその女性は僕にとって魅力的な被写体になってしまうって感じだ。》p.114。長いこと写真やってたのでその感覚はわかります。あるとき自分の目で見てないなと気づいて基本的にはカメラ持ち歩かないことにしました。
    【平塚/ひらつか】喫茶あんぼれの常連。タクシー運転手。ゲイだがカミングアウトはしてない。
    【フクさん】喫茶あんぼれの常連。公務員。ゲイだがカミングアウトはしてない。
    【真理子/まりこ】英志の母。故人。
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    投稿日:2022.07.09

  • summy

    summy

    ちょっと変わった登場人物が多いけどそれなりにおもしろい。プロットとしては、花咲町シリーズを連想させる。

    投稿日:2019.01.18

  • かりょう

    かりょう

    読みやすく とっつきやすい
    ラブストーリーです。
    主人公と彼女と 周りの人の設定が小路幸也らしい気がします。

    投稿日:2018.08.17

  • tantan

    tantan

    小路幸也さんの「知らないうちにガッツリ刊行されてて読めてなかったやつがこんなにあったとはっ!!!」シリーズ!?・・・衝撃の第四弾w

    その夜、カメラマン志望の大学生・木下英志は夜景を撮っていた。人気のない公園で鈍い音を聞きつけカメラを向けると、そこには一人の女性がいた。彼女は屈強な男たちを叩きのめすと、車椅子の老人を伴い車へと消えた…。

    後日、改めて画像を見た英志は気づく。
    ―似ている。横顔が、あの子に。

    カメラが捉えた不可解な事件に隠された哀しい過去とは?

    これもまた小路幸也さんらしい物語。
    若い2人には、幸せになってほしいなぁw
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    投稿日:2018.07.22

  • 羊さん

    羊さん

    写真を志す大学生の英志は、偶然公園でチンピラを速攻で叩きのめす女性を目撃する。その鮮やかな手際とスレンダーな体型にただならぬものを感じる。その横顔はどこかで見たことがあるような…。
    そこから始まる英志と奈子のラブストーリー。

    いくらフィクションとはいえ、闇の仕置人みたいなことを正当化するのはどうなんでしょ。それも、小路さんのソフト路線で。そんな復讐劇を許してしまう祖父とかもおかしいでしょ。
    小路さんの小説は、疲れた時に癒されたいと思って読むことが多いのだけど、これはいろいろ納得できなくて読後に不消化なものが溜まってしまった。
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    投稿日:2018.01.22

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