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西村京太郎 / 光文社文庫 (2件のレビュー)
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ミルタンク
東京駅とステーションホテルに行きたくなるだけの話。 色んなイベント、色んな人が出てくるが、で?という感じ。難しいトリックとかあるのかと思えば特にないし、最初から出てた小説家崩れの新聞記者なんて別にい…てもいなくてもよかった。 西村京太郎は初めて読んだが、最初は読点の多さに驚いたが、めちゃくちゃ読みやすい。 産後の鈍った頭のリハビリにちょうど良かった。続きを読む
投稿日:2021.07.27
おじまゆうや
〇ステーションホテルと新しい東京駅の魅力発見の一冊 中小新聞社で記者をやっていた高見沢は、雑誌「鉄道研究」の編集者・田中に乞われ、仕方なく雑誌のために小説を書き始めることにする。 東京ステーションホ…テルに宿をとった高見沢は、窓から見える新しくなったホールを見ながら、ずっと人待ちをしている女性のことが気になる。 夜半、目を覚ました高見沢は、救急車で運ばれる女性の姿を目撃し、のち殺害されたと知らされる。 十津川は殺害された女性・長谷川を追うも手がかりを見つけられないが、そのうち駅でコンサートが開かれる段になり脅迫電話が入電し対応に追われるが…。 途中出てくるもよくわからないのはインドネシア運輸大臣訪問談との関わりだ。犯人とにらむメンバーが見つからないが、長谷川の犯人が名乗り出たことにより事態が好転すると思いきや、怪しくないので混迷を深めるというオチもある。 これがどのような組み立てになって事件としてなりたつのかは見ものだ。 途中、いろいろ読者を惑わすイベントが発生するが、東京駅とステーションホテルのきれいさ、また東京駅内の博物館などにも触れていただけると、より東京駅への理解も読者は深まっていったのではないだろうか。続きを読む
投稿日:2019.05.28
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