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周木律 / 講談社文庫 (18件のレビュー)
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S.R
このレビューはネタバレを含みます
堂シリーズ第3弾。 5角形の館:五角堂を舞台に天才哲学者:志田幾郎の遺産相続のため招かれた11人の男女。そこで志田家の関係者が次々と殺害されていくという物語。今回は宮司の妹:百合子が殺人事件の探偵役として活躍し、もう一人の探偵役の十和田は善知鳥神から問題の出題のごとく、ビデオで見ながら推理していくというもの。今回も叙述トリックが使われており、悟の盲目設定や館が複数存在するなど驚かせる要素が多く面白かったです。今回の視点は百合子であるためわざわざ悟のことを語らないし、時計や光の違和感にも気づかないという所でとても読者に対してフェアだなと思いました。 トリックのトンデモ具合はいつもの通りだが、宮司警視正と十和田の隠された関係性や藤衛の出所など今後のシリーズ展開の布石のようなものが今回出てきたのでこれからのストーリーがますます楽しみになりました。 この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。 十和田只人:津田健次郎 善知鳥神:種田梨沙 宮司司:細谷佳正 宮司百合子:長谷川育美 毒島:畠中祐 志田正胤:速水奨 湊万里:桑島法子 湊亮:高木渉 志田胤次:置鮎龍太郞 志田大人:梅田修一郎 小山内亜美:Lynn 志田三胤:菅生隆之 志田悟:松岡禎丞 辻和夫;銀河万丈 鬼丸八重:鈴木れい子
投稿日:2024.05.04
三次野
続き物だったみたいで一作目から読めばよかったなあと思った 序盤の語り手が過去作のキーパーソンっぽいし…
投稿日:2024.04.22
りーり
放浪の数学者は天才数学者に招かれ山中の五覚堂へ。 そこで見せられたのは五覚堂で行われた殺人の記録。 すでに起きた事件に対して十和田が示す解とは・・・ 数学×理数×ミステリ。 今回は色々と解説もついて…マイルドな出来ですね。 探偵役が直接現場に会さないタイプのミステリということである単純な事柄が隠蔽されていますがそれは読んでからのお楽しみということで。続きを読む
投稿日:2024.03.19
柳瀬斗真
堂シリーズ3作目。 ガッツリ好物でした。 クローズド・サークル、大胆なトリック、過去の事件と現在の事件の繋がり、ヒロインの身に迫る危機、鮮やかな解決。シリーズを通しての不穏な展開。 個人的に1番好み…だったのは数学のテーマの部分でした。フラクタル、は何度も反芻しました。 今回も数学知識は調べながら読んだのですが、とても面白い。いやー、数学との良い出会いを提供してくれています。次も楽しみ。続きを読む
投稿日:2023.08.30
ひろりん
3視点で進行する展開にワクワク。 山奥の館、怪しげな一族、大がかりな物理トリック、壮絶な動機、本格ミステリのエッセンスがふんだんに使われておりとてもよかった。 数学的な話もやはり出てくるが、前作に比べ…ると抑え気味だった印象。 単に今回の話題のほうが感覚的に理解しやすかったからあまり気にならなかっただけか?続きを読む
投稿日:2023.08.05
Karl
最高!!!!! 自己相似性(フラクタル) 数学と芸術を重ねたような作品が次々と出てきてめっちゃ面白い 後半は一気読み必須 『眼球堂の殺人』同様に、最後の怒涛の追い上げが最高 続きが早く読みたくなる。
投稿日:2023.06.16
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