【感想】ねじまき真野さん

斎藤けん / LaLa
(14件のレビュー)

総合評価:

平均 4.4
7
4
2
0
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • happioukoku

    happioukoku

    最高。めちゃくちゃツボ。かわいい表紙と裏腹な内容がまたいい。
    すごい多様な解釈ができる作品だと思います。ハマる人はハマるし、苦手な人は苦手ってはっきり分かれると思います。

    絵がきれいだし、登場人物の心情の言い回しとかも惹かれる。
    真野さんの話は可愛くて痛い。架空庭園は切ない。お互い思ってて、なのに別れなきゃで。描き下ろしの真野さんは続きが気になってしまった。
    バラの話は藤井さんがかわいかったです。ファンタジーかと思ったら違った。

    読了後もう一度読み直してみるとまた違った感想を抱ける作品です。掲載順がすばらしい。真野さん→架空庭園→その後の真野さんて順で読むと胸がいっぱいになります。人形だとかねじだとか、感情、独占といったキーワードが真野さんと野田君の間にあるのですが、私はそれがうまく解けない。答えのない作品だと思うけど、誰かに解説してほしい。笑

    とにかく多様な解釈ができる作品。とってもおもしろい。
    続きを読む

    投稿日:2013.08.19

  • ユエ

    ユエ

    斉藤けんさんらしい話。
    シリアスというか毒があるというか、読み終わった後に何だか背筋がゾクッとするというか(笑)
    花の名前を思い出した。
    最後の「吐露」がすごい。短い話の中にあれだけ深い内容を描けるとは・・・。奥が深い。続きを読む

    投稿日:2013.06.27

  • hello07032000

    hello07032000

    表題作が特に何とも言えない読後感、皮膚を割いて心の弱い部分を突き刺される感覚に眉をしかめた。
    その後の結末を空想してもきっと誰かが泣いて誰かが笑うことはないのでしょう。切ったものはなんだったのでしょう

    作者の紡ぐ人物たちのモノローグに今回も魅せられた。
    意志の強い瞳、好きです。
    続きを読む

    投稿日:2013.06.23

  • 菊月茉莉

    菊月茉莉

    素晴らしかった・・・さすがである。

    ただ、みひろの件は、なんとも言えない気持ちになった。彼女が野田くんを好きな気持ちは多分本当で純粋にそうで、それを成就させたいと思うのは当たり前の気持ちで、でも多分みひろは野田くんと並ぶには真っ当な子すぎるんだろう。野田くんは歪んでるのに、みひろはおそらく本質的にそれを理解出来ない。それは野田くんにとって苦しいことだと思う。
    かといって一緒に狂ってくれる真野さんと一緒にいることが幸福なのかとも私は言い切れない。世界がどんどん、閉じていきそうだ。それともお互いだけに落ちてしまえば逆に完結して安定するんだろうか。難しい・・・心の話はなんでも難しい・・・

    何はともあれ、このコミックスに入っているお話はどれもすごく好きだ。吐露も読んでて泣きそうになったよ。どれこれも、何もかもが、素晴らしかった。
    続きを読む

    投稿日:2013.05.18

  • suu

    suu

    まさに斎藤先生の新境地と言える1冊だと思います( ˇωˇ )*:・

    最近似たような内容の恋愛漫画が増えてると思うから、こういった内容の漫画に出会えたことに感謝✩⃛

    投稿日:2013.05.05

  • 『黒犬』の優樹

    『黒犬』の優樹

    危うい少女マンガだな、ってのが正直な、読了後の印象
    面白いのは間違いない。画も好みである。恐らく、2013上半期、私のBEST20・少女マンガ部門で上位の豪華な椅子に腰掛けて踏ん反り返るのは、まず間違いない
    危ういのは、表題作に出てくるキャラ・野田成二である
    精神的に不安定、と言うと語弊がありそうな気もするが、私の豊富には足りない語彙では、他に『負完全寄り』って表現しか思いつかないのである
    独占欲が強いくせに、誰よりも傷つき易くて、他人との距離を測るのが苦手な割りに、大事になってしまった相手が自分から遠ざかるのが、異常に許せなくなる・・・・・・傲岸で、臆病で、だけど、どこか慈しみたくなる男
    作中、自身で認めてしまっているが、そんな彼を嫌いになれなくて、もっと彼について知りたくて、もっともっと彼に自分を見てもらいたい、と切望してしまう真野さんは“ネジが飛んでしまっているのだ”
    『ねじまき真野さん』と『架空庭園』がリンクしているのもポイントが高く、書き下ろしである『その後の真野さん』にも、グッと心を掴まれた
    ただ、欲を言えば、もっと読みたい、真野さんと成二の関係がどんなモノに変容していくのか、成二とみひろの開いてしまった・・・いや、開けた溝は埋められるのか、瀬名さんと辻くんは今後、どのように彼女らに関わっていくのか
    『薔薇とジルコニア』はちょっと狙いすぎの感が見えるにしろ、オチが秀逸だ、『吐露』はタイトルに嘘がなく、感情の描写が直線的で、このタイプに弱い読み手は心臓が痛くなる可能性が大か?
    正統派な少女マンガでは決してないかも知れないが、読み手に続きを切望させられる強烈な引力を持っている少女マンガである
    続きを読む

    投稿日:2013.04.22

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。