【感想】捨てる 残す 譲る 好きなものだけに囲まれて生きる

フランシーヌ・ジェイ, 弓場隆 / ディスカヴァー・トゥエンティワン
(3件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • ゆきんこ

    ゆきんこ

    所有物が多い国ランキング上位にあるアメリカの方が書かれたミニマリスト本。しかも、著者は、高級家具がずらりとそろったお姫様のような寝室をあてがわれているような(上等の天蓋付きベッドに綺麗な花模様の掛け布団)子供時代を過ごしたにもかかわらず、ミニマリストになったなんて。
    海外に引っ越すことになり、現地の貸倉庫を利用してはいけないという条件で、所有物を厳選するという仮定のもと、自分の持ち物を限定するエクササイズ。これは実際にやったことがあるが、必然的にモノが激減する。輸送費がかかっても、自分の身の回りに置いておきたいか、本当に必要か…そう自分に問うと、大抵のものは必要ない。そして、必要なものはたった1つに厳選し、それを大切に使うようになる。そのモノを使いこんで役目を全うしたら「ありがとう」と言って心おきなく処分できる。生活必需品と大切な少しのものだけを所有して身軽で優雅に生きたい。ウィリアム・モリスの「役に立つと思うモノと美しいと感じるモノ以外は家の中に持ち込んではいけない」という名言!
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    投稿日:2023.06.03

  • 彩海本

    彩海本

    壮大なスケールの断捨離ズムというのか。ミニマリズムというのか。

    果ては地球をも救うことになるミニマリズム。

    たしかに。ものを捨てるのはあまり環境にいいとは言えないけど、必要なものを必要なだけ持つようになれば過剰な供給はとまって、無駄なものが作られなくなると、無駄な輸送や汚水などが確かに減るのかぁ。

    読みつつ、あーあれももういらないかな、あれもいらないのかも、たしかにあれはもう使ってないし使うとき買ってもいいよな。と思えるものがポンポン浮かんできました。

    ついでに、趣味の道具は季節限定ならワンシーズン一つに絞る!ってあって。それもホントそうかも。一つか二つくらいしかやれる時間ないもんね。。。

    そしてまた新しい趣味見つけたりするんだもん、あれもこれもより、今一番やりたいこれ!っていうのがあればとりあえず他はやりたくなったときに始めてもいいのかな。

    同じ趣味だとしてもその時やりたいことってまた違ってくるし、そのときよりいい材料が売ってるだろうしね。

    服だけじゃなく趣味一つにとっても流行りってあると思うに至りました。

    まだまだ捨てられそうだな。。。うん。
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    投稿日:2021.06.15

  • koyama1026

    koyama1026

    07.3.29 ビジネスブックマラソン
    こんにちは、土井英司です。

    本日の一冊は、2010年Amazon.comの最優秀賞受賞作(暮らし・
    生活部門)。

    現在、アメリカでは、またこんまりさん旋風が巻き起こっており、
    依然、片づけブーム、ミニマリズムのブームは続いています。

    本書は、アメリカのエッセイストで、大学院では美術史を学んだと
    いうミニマリストのフランシーヌ・ジェイさんによる全米ベストセ
    ラー。

    土井は存じ上げませんでしたが、著者は、米CNNや英BBCなど
    のテレビ番組、「フィナンシャル・タイムズ」紙、「ガーディアン」
    紙、「フォーブス」誌などで取り上げられ、話題となった人物のよ
    うです。

    著者のモットーは、「好きなものに囲まれて身軽で優雅に暮らす」。

    「好きなものに囲まれて優雅に暮らす」はこれまでにもあったコン
    セプトだと思いますが、「身軽で」が加わったところが現代風です。

    土井もここ数年、二拠点間生活を始めてから随分と持ち物を減らし
    ました。

    人生は後半に行くにつれて「積み減らしていくべきだ」といいます
    が、本書はそのヒントとなる一冊です。

    「モノの上限を設定する」「小売店にはなるべく近づかない」「季
    節の変わり目に衣類を処分しましょう」など、具体的なアドバイス
    が満載で、オフィスの片づけにも役立つ内容です。

    さっそく、ポイントをチェックして行きましょう。

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    私たちにもっと必要なのは「スペース」なのです。考え、遊び、創
    造し、家族と一緒に快適に過ごすためにはスペースが欠かせません

    身の回りのモノは3つに分類することができます。すなわち、役に
    立つモノ、美しいモノ、思い入れのあるモノです

    モノが役に立つためには、それを使わなければならないということ
    です。部屋が片づかないのは、私たちが「役に立つ可能性のあるモ
    ノ」をたくさん所有しているだけで、実際には使っていないからです

    美を追求する気持ちは私たちのアイデンティティの一部ですから、
    否定されるべきではありません。花瓶のみごとな光沢やモダニズム
    の椅子のなだらかな流線型は、私たちに深い喜びを与えてくれます。
    しかし、それらのモノは家の中の適切な場所を与えられて大切にさ
    れなければなりません

    私たちとモノは別のものです。大切なのは自分が何をし、何を考え、
    誰を愛するかです

    「モノを管理する」ということは、フルタイムの仕事のようなもの
    で、それだけでストレスがたまります

    モノにつながれていないなら、いろいろな人々と自由につながり、
    地域社会の活動に参加することができます

    余分なモノを寄せつけないためのシステムを構築すること

    「スペース」を大切にする

    所有せずに楽しむ

    「シンプルに生きよう。他の人たちが生きていけるように」
    (マハトマ・ガンジー)

    一からやり直す秘訣は、その場所にあるすべてのモノを取り出すこと

    全所有物を「捨てる」「残す」「譲る」の3つのカテゴリーに分類

    机の上がいつもきれいに片づいているなら、生産性が格段に向上します

    単機能製品より多機能製品を選ぶ

    何かを使ったらすぐに元の場所に戻すこと

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    著者は、冒頭で「モノを減らせば、幸せが増える」と言っています
    が、これこそが、成熟社会における「豊かさ」なのだと思います。

    仕事であれ、人間関係であれ、モノであれ、自分が本当に愛おしい
    と思うものだけに絞って生きると、本当に満ち足りた気持ちになり
    ます。

    ビジネスでもプライベートでも、大事なことは「絞り込む」こと。

    本書は、その決断のためのヒントをくれる一冊です。

    ぜひチェックしてみてください。

    -----------------------------------------------
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    投稿日:2019.05.31

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