【感想】フリーズする脳 思考が止まる、言葉に詰まる

築山節 / NHK出版
(88件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • cinejazz0906

    cinejazz0906

    パソコンがフリ-ズ(Freeze)し、操作不能に陥ってしまうように、脳内の機能が働かず、不意に言葉に詰まったり、度々思考が停止する〝空白の時間〟について、専門医の「高次脳機能外来」での臨床経験を踏まえ〝ボケ予防軍のフリ-ズする脳〟を取巻く環境を究明し、対策の講じ方を解説した、脳機能改善のための良き手引き書。「脳は基本的に怠け者で、楽をしたがるようにできている。やらずに済むことを日常生活から排除していくと、訓練の機会が減って益々脳機能が低下していく」・・・朝一時間の散歩、音読、部屋の片づけなど、脳への刺激が推奨されている。続きを読む

    投稿日:2022.09.14

  • いいちゃん

    いいちゃん

    脳がフリーズする原因は、「脳が鍛えられていない」ことにある。脳も筋肉も鍛えないと衰える。鍛えるというより使うと言っても良いかも知れない。なんとなく思考が停止してしまうという人は、現代に多い。現代は、技術の発展によって生活がより便利になった。例えば、インターネットの普及により知りたいことを手っ取り早く知ることができる。スマホがあれば、いつでもどこでも膨大な情報にアクセスすることができる。すると、知識を記憶する必要がなくなる。「記憶」は脳ではなくスマホがすることとして、脳を使わなくても済むような場面が増えてきたのである。動画配信の増加も脳に楽をさせているという。日常生活のある場面で「鶴の折り方を忘れてしまったから調べよう」という話になったことがあった。すると、「YouTubeに説明動画が上がっている」となり、動画を観ながら折ったことがあった。人間は「生活をより豊かにしよう」ということを突き詰める。実際、世の中の仕事の目的はそこがゴールとなっている。動画説明も「分かりやすさ」を追求したがための結果としての産物であり、それ自体は大変意味のあるもの。折り紙の本に書いてある言葉と絵での説明よりも分かりやすいのは確実だからだ。しかし、これが逆に脳に楽をさせていることになってしまう。楽ができても結果的に日常生活に困らなければそれで良いのかも知れないが、例えば、「他人との会話中についていけなくなる」「会話の途中で頭が回らなくなり、真っ白になってしまう」等の状況を経験したことがある場合は話は別だろう。日常生活というより仕事で困り感が出る場合の方が多いと思う。そういったことが思い当たるのであれば、文明の利器の出番を少し減らして、自分の脳を使う生活を習慣づける必要があるだろうと思った。続きを読む

    投稿日:2022.01.05

  • you

    you

    著者は脳科学的な観点から、現代人の働き方に警鐘を鳴らしている。大切なことは、脳を休めたり、働かせることである。

    投稿日:2021.09.19

  • 102

    102

    楽をしたり変化のない環境にいると脳の機能が低下する。

    それなりの苦労をする事が実は脳に良い。

    頭がぼんやりする事が多くなったように感じて読んでみたが、誰にでも起こり得る興味深い内容で、身に覚えがあったので気をつけようと思う。続きを読む

    投稿日:2020.08.12

  • Marimo Yotsuhashi

    Marimo Yotsuhashi

    きっかけ:仕事や日常生活人との会話の中で、「思考停止に陥る」ことが多かったので

    困っていること:
    1)文字(文章)を書くときに一文字飛ばして書いたり、一文字抜けてしまったり書きなおしを何度もしてしまって人の倍以上の時間がかかる
    2)何かをしようと思って席を立って歩くと、何をするために立ち上がったのかわすれてしまうことがある
    3)人との会話の中で、理解をするのに時間がかかったり、何を言っていいか思いつかず思考停止の間ができる

    1)~3)を解決する方法が得られたか?
    他の本でも言われていること
    ・朝1時間歩く
    ・人との会話は脳の広い範囲を使う
    やってみようかなと思ったこと
    ・意識して目のフォーカス機能を使う
    ・部屋の片づけは高次脳機能の訓練になる
    ・ラジオの効用を生かす

    メモした箇所:

    P82 歩くという事は目の動きを確保することでもある
    朝1時間歩けば、10時間パソコンの画面に向かっていても、目の動き、脳の動きは補えるはず

    P122 英語を勉強する時に「単語一つ一つにこだわるのではなく、まず全体の意味を大まかにとらえようとすることが大切」とよく言われますが、生真面目な人は逆のことをやってしまう。

    P171 (前略)フリーズを引き起こす要因の一つとして感情の問題がある。人間は強い感情的な刺激を受けると、当たり前にできるはずのこともできなくなる。これは、感情系に脳のエネルギーが集中して思考系のエネルギーが落ち、また、感情が行動に影響するのを抑えるためにもエネルギーを割かなければならないからで、結婚式のスピーチなどで極度の緊張にさらされたとき、頭の中が真っ白になってしまうのもこのためです。

    評価:
    ・「問題」、「具体例」、「解決のために取り組むことが」、各章のあちこちに散在していて、「それで、なにをすればいいのか?」を探すのに、行ったり来たりをしなければならなかった。★ー2
    ・書かれていたことを実践して、「思考停止」が緩和されたら+1
    続きを読む

    投稿日:2020.08.01

  • りじこさこ

    りじこさこ

    最近、思考が停止してぼやけてしまったり、文章をうまく考えられなくなったり、人の話を最後まで聞けなかったりして危機感を覚えていたのだが、まさに本書で言われているフリーズ現象だった。
    こうした症状は、脳を使わなくなったというより、使い方が偏っていることが原因で、誰にでも起こりうるものだという。同じような生活を送っていると、脳の同じ部分しか使わない。今の自分の生活にも思い当たる節があったので、多少めんどくさくても、意識して頭を使おうと思う。続きを読む

    投稿日:2019.08.02

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