【感想】アンデルセン童話集 1

大畑末吉 / 岩波少年文庫
(7件のレビュー)

総合評価:

平均 4.2
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ブクログレビュー

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  • 816214

    816214

    この物語を通して、アンデルセンの人物像や現実ではありえない不思議な体験が読み取れるのでぜひ読んで、理解して欲しい。お勧めの話は、少クラウスと大クラウス。

    投稿日:2021.05.01

  • chiakihirano

    chiakihirano

    クリスマスシーズンからの流れでアンデルセン。
    『おやゆび姫』や『みにくいアヒルの子』などは子供の頃に読んだ話は、おそらく子供向けにわかりやすく書き直されていたので、あらためて読むといろいろ違和感があります。
    
    ヒキガエルやモグラとの結婚をみにくいという理由で嫌う、おやゆび姫とか、そのくせツバメや花の精はひと目で好きになる。
    (子供の頃に読んだ本では「おひさまの見えない泥や穴の中で暮らしたくない」という理由に改変されてました。)
    
    「みにくい」とか「美しい」って誰が決めるのか。
    
    お金のために自分の馬やおばあさんを殺してしまう『小クラウスと大クラウス』とか、20枚のマットレスと20枚の羽ぶとんを通してエンドウ豆に気がつく『エンドウ豆の上のお姫さま』とか(本当に育ちのいい人は泊めてもらった家のベッドに文句なんて言わないんじゃないかな)、バラの美しさを認めないスズメたちの『おとなりさん』とか。
    
    自分がいかに幸せだったのか気がつかなかった『モミの木』の話も印象的でした。
    
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    投稿日:2019.12.31

  • りんりん

    りんりん

    このレビューはネタバレを含みます

    ジャックと豆の木とか、みにくいアヒルの子など名作揃いです。
    短編になっているので、本をあまり読んだことがない人でもおすすめです。

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    投稿日:2013.12.05

  • shiori

    shiori

    「エンドウ豆のお姫さま」
    「おやゆび姫」

    おやゆび姫は今みるとなんだかな、というところも多いです。

    投稿日:2013.10.14

  • lazyfellow

    lazyfellow

    ハンス・クリスチャン・アンデルセン(デンマーク語読みではハンス・クレァシテャン・アナスン)だそうです。
    裸の王様,みにくいアヒルの子,おやゆびひめ,雪の女王など,よく知られた話も多いですが,特に好きなのは次の2つ。アンデルセンの童話の中ではちょっとマイナーかもしれない。知る人ぞ知るってやつか。知らない人は知らない。

    「赤いくつ」
    すっぱりと切られたカレンの両足が赤いくつをはいたまま,どこまでもどこまでも踊り続けていく姿のすさまじさ。カレンの小さな部屋が変化し,大天使とともに天に召されていく場面の美しさ。イメージが圧倒的。

    「エンドウ豆の上でねたおひめさま」
    そんなこともあるのかあ,,子ども心に,ただただ「ほんとうのおひめさま」に感心した。この話の微妙な気持ちのよさはなんだろう。こんな話をすらっとかけるアンデルセン,やっぱり天才。

    アンデルセンは,パンもおいしい。デニッシュ系が特に。
    ぜひコペンハーゲンに行って,人魚姫の像を写真にとりたい。

    人魚姫といえば,結末がいろいろあるというのをはじめて知りました。王子を殺すことができずに海に身を投げたあと天国に行きましたバージョンと,空気のアワになって消えていきましたバージョンと,空気の精になって天国に召されましたバージョン。わたしが小学校の時に読んだのは,アワになって消えていくものでした。それだけに悲劇性が強かったように思います。
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    投稿日:2009.11.27

  • KiKi (Brunnhilde)

    KiKi (Brunnhilde)

    今回再読してみてまず最初に感じたのは、アンデルセンの童話こそ「大人のための童話」なのかもしれない・・・・ということです。  これは翻訳の力が大きいのかもしれないのですが、KiKi にはこれらの童話が童話・・・・というよりは詩に近いものに感じられました。  ・・・・と同時に色彩描写の美しさには目を見張るものがあります。  KiKi が「アンデルセンは絵本的」と感じていたのは、ここにも理由があるのかもしれません。  アンデルセンの物語のイメージはアニメ的な絵ではありません。  どちらかというと色鉛筆か水彩画のイメージだと思うのです。  ありきたりの言葉を使えば「繊細」とでも言いましょうか・・・・・。  グリム童話はどちらかと言うと原色的だったと思うんですよね。

    美しさ・・・・という点ではまさにそんな感じなのですが、物語そのものに関して言えば、素朴さ(というよりは野性的?)は薄く、とても思索的です。  どこかに「諦念」が必ず見え隠れしていて、だからと言って拗ねたり開き直ったりするのではなく、美しい形でそれを消化し物語の行間に感傷、もしくは悲哀のヴェールを被せている・・・・そんな感じがします。

    (全文はブログに)
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    投稿日:2009.10.10

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