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ドン・タプスコット, アレックス・タプスコット, 高橋璃子 / ダイヤモンド社 (47件のレビュー)
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総合評価:
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Mkengar
ブロックチェーンの初心者として本書を手に取りました。技術的な面も比較的容易に書かれているので読みやすく好感を持ちました。ブロックチェーンの本質は分散で、「誰のものでもないが皆のもの」ということで、ケビ…ン・ケリーが別の本で述べていたように、コモンズ的な要素が強くあると思います。そして本書でも著者が述べているように、これまでの資本主義とは違う新たな経済形態を創出できる可能性があり、さらには資本主義におしつぶされそうになっている民主主義の回復ということも実現できるのかもしれません。 個人的な意見ですが、ブロックチェーンがその本来目指しているコモンズ的な機能を純粋に実現できるかどうかは、現在我々の社会を構成している、共同体、国家、資本制企業の存在を「消し去ろう」とするのではなく、それを高次に変質させよう、というアプローチが大事なのではないかと思います。国家を消し去る強力な武器であるかのように振る舞えば、逆にたちまち国家に取り込まれるのがオチだと思います。その意味では、本書を読んでマルクス主義者による19世紀欧州での共産主義革命とその失敗が頭に浮かび、ブロックチェーンも類似の道を辿る可能性がなきにしもあらず、と感じました。そしてブロックチェーンが純粋に持っているコモンズ的な機能はゆがめられて国家に取り込まれる、あるいは大資本企業に取り込まれ、変質した形で発展するというストーリーもなくはないだろうな、と思いながら全般的には非常に興味深く読まさせていただきました。続きを読む
投稿日:2023.04.28
外資IT勤めの読書ログ
このレビューはネタバレを含みます
ビットコインなどに代表されるように、ブロックチェーンは金融とセットで解説されることが多いが、本質は「既存の社会の仕組み全てを変える可能性を潜めた技術」と言うほうが正しい。 世の中の大半のサービスには、何かしらの個人・組織が仲介している。それらの仕組みを、セキュアで可視性のあるP2Pな仕組みで一変する。 もはや、企業や行政・司法機関は取って代わられるかもしれない。
投稿日:2022.01.30
こどもおねむ
ブロックチェーンという言葉は知っていたが、意味はわからなかったので手に取った。所謂中央集権的なネットワークではなく、分散型のネットワークで、一時期流行ったWINMXやwinnyのようなP2Pのことのよ…うだ。 そのため読み初めは印象が良くなかったが、様々な革新的な事例をあげられると印象もガラッと変わった。 ただ、革命はじわりじわりと起こる事が多い気がする。そもそものインターネットもここまで当たり前になるとは予想されていなかっただろう。新しいものはなかなか受け入れられないからだ。ブロックチェーンの動向に期待。続きを読む
投稿日:2021.04.17
midoridensya
ブロックチェーンの果てしない可能性がわかり始めた。 インターネット黎明期に思い描かれながらまだ実現できていない、権力が分散し、各個人が平等に自由に繋がり合う世界をもたらすかも知れない。 特定の管理者の…いないプラットフォーム、不特定多数が支え合うことにより不正や改竄ができないしくみ、これら新しい技術と概念はうまく活用すれば確かに人類史を根底から変えるかも知れないが、誤れば大惨事を惹き起こす可能性も秘めているということもわかった。新技術とはそういうものであるということか。続きを読む
投稿日:2020.04.17
kfznhmst
技術的な内容ではない. 既存システムの何が問題で,Block Chainならどう解決できるかという考察が浅い.
投稿日:2020.03.01
hazelnuts2011
仮想通貨は流出問題をはじめ、逆風下に曝されている。が、その根幹を支えるブロックチェーン技術が素晴らしいことには、何ら変わりはない。
投稿日:2019.11.27
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