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萩原 朔太郎 / 立東舎 (26件のレビュー)
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おびのり
口語自由詩の完成者(国語便覧より) 萩原朔太郎文学忌、死因は急性肺炎。 散文詩風小説 幻想的で夢幻的、加えて人外の世界観 距離と時間の移動から 異空間への移動 猫町へのいざない 薬物からの幻影なのか… 作家としての創作なのか あるいは、作者にとっての現実なのか 村上春樹さんの1Q84で紛れ込んだ「猫町」を 思い出します あちらは海外文学に着想があるらしいけれど いつもの街角からふと入り込む猫町 幻想と現実の狭間 危うげな均衡 共通点は多いと思う イラストはしきみさん 彷徨える男がねずみとして表現されていて 猫町からの対比からなのかしら そうすると村上春樹さんの初期作品に出てくるねずみ男も そういう関係なの? 誰にもわからないね たぶん この作品とのコラボって大変だったと思う続きを読む
投稿日:2024.05.11
薔薇蟲子
イラストが綺麗。このシリーズのイラストレーターさんたちは、本当に良いイラストばかり描いてくれるから好き。全巻集めたいけど、小説より高価だからなかなか他のに手を出せない。年々イラストレーターさんが増える…のは嬉しい。でも集めるのに月に一度程度で買わないとお金なくなる…。本を沢山持ってるから、本棚ともよく相談しないといけないかも。紙の本で集められなかったら、電子書籍の方を買おうと思います!出来れば長く続いて欲しいシリーズの一つです。続きを読む
投稿日:2024.03.20
ポプラ並木
このレビューはネタバレを含みます
3日間、感想を書こうと思うが、書きたいことのイメージができず書けない。年に1回くらいこういう苦悩はある。怒られるかもしれないが、内容が完全に病的な雰囲気を醸し出す。本文中にも書かれてるが、モルヒネやコカインなどの麻薬を使って、エクスタシーの夢の中にいる主人公。また、通りの真ん中を走るネズミの姿を見た瞬間、あたりには猫の大集団「猫」「猫」「猫」「猫」になってしまった!!うーん?結局は、夢を見ていただけかもしれないというオチなのか。。。さっぱりわからん。どなたか、この作品の解釈教えてください。。②
投稿日:2024.03.01
紫月
萩原朔太郎が詩以外の小説を書いているとは知らなかったので、まず、そこに驚いた。 旅した気分になるために、モルヒネやコカインを使ってエクスタシイを感じるという日常は、朔太郎自身もしていたものなのだろうか…。 今いる町が、左右反転しただけで、非日常にうつるというのは、私もどこかで感じたことがある。例えば、普段見ている漢字の文字が、急に知らない記号に見えてくる、そんな感じとか。 猫だらけの町というのは、なにかのアニメ映画で数本見た記憶がある。この作品がモチーフになっていたりするのだろうか。不思議な世界観が後世の作品にもたらした影響や、作者の薬物歴などが、妙に気になった作品だった。続きを読む
投稿日:2024.02.16
tomojuju
この作品は文字だけの方がいいな。 なぜなら、描写がものすごく細かく、描写だけで頭の中に細部まで映像化ができてしまうので、それと合わないイラストによって逆に再現された映像が壊れてしまう。 猫が迫り来るシ…ーンはまるでサメがあの有名な音楽と共に迫り来るジョーズのような緊張感があるのだが、イラストとはずれる。 イラスト自体がどーの、というよりは作品の魅力とビジュアライズということが相性があわないのかな、と思いました。 2024.1.27 13続きを読む
投稿日:2024.01.27
aquamarine
温泉に滞留していた私は、あるとき迷子になり、見知らぬ町に辿りつくが、そこは猫ばかりがいる町。 物語の不思議な世界観に引き込まれました。しきみさんのイラストも物語に合っていてとても素敵です。
投稿日:2023.11.30
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