【感想】寝台鳩舎

鳩山郁子 / 太田出版
(3件のレビュー)

総合評価:

平均 4.5
1
1
0
0
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • みみみん

    みみみん

    ストーリー、イラスト、装丁、どれをとっても素晴らしすぎて切なくなる。

    ストーリーについてはこれまで読んだ鳩山作品の中ではシンプルな構造かも。といっても哲学的で理解が難しい部分もあるんだけども。もうわかるわからないよりも感じとるのが正解な気もしてくる。

    伝書鳩と寝台列車を掛け合わせるなんて発想、どこから思いつくんだろう。旅は夢のようなのに、戦争の残酷さと少年たちの痛みがどうにも悲しくて、それでいて美しかった。

    イラストの方はどのページ、どのコマをとっても一枚の絵画みたいに綺麗。特にエピローグの見開きのイラストは美しすぎてしばらく目が離せなかった。アナログイラストだよね…?すごい手が込んでるけど締切に間に合ってるのかな、とか邪な疑問もわいてしまったw
    続きを読む

    投稿日:2021.07.25

  • えみなつ

    えみなつ

    美しい…。
    絵も言葉も、物語も。

    読み終わって、胸が締め付けられる感じ。

    「飛ぶか、死ぬか」

    その二択しかない彼らは
    きっと死ぬまで飛ぶのだろうと思う。

    投稿日:2018.06.30

  • むい

    むい

    少年ダヴィーが寝台列車の中でたどり着いた寝台車両には、たくさんの傷付いた少年たちが居た。彼らはその脚に着けた信書管を託そうとする。
    かつて戦地の通信手段として遣われていた、軍鳩をモチーフにした物語。
    鳩山郁子さんの作品独特の玻璃のような果敢なさに加え、この作品には力強く痛ましい雰囲気も。どうか無数に散った迷える鳩たちが、彼らの家に帰れますように。続きを読む

    投稿日:2017.09.27

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。