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逢坂剛 / 講談社文庫 (1件のレビュー)
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ntashima
75年のフランコの死から81年のクーデター未遂余波までを背景とした連作活劇。私が本作を含む『幻のマドリード通信』『スペイン灼熱の午後』『カディスの赤い星』のスペイン四部作に魅せられて彼の地を旅したのが…88年の夏。当時の私の頭の中には民主制移行に伴う混乱期のスペインの様子が刷り込まれており、やや腰の引けた旅立ちであったが、現実のスペインとの時差は7年近くもあり、幸い小説の様な場面には出会さなかった。第1話にジプシー街からアルハンブラ宮殿を見る場面が出てくるが、私も同じ場所から夕闇に浮かび上がる宮殿を眺めた。 コルドバの女豹 >> 旅本第四便。スペインを舞台にした冒険活劇。一般的には旅の本のカテゴリには入らないが、私をスペインに誘った本であり、今はスペインへの追憶を掻き立てる本である。但、何十年か振りに初恋の人に再会したら...(゜д゜;)にならないかと、少し心配。2012年06年07続きを読む
投稿日:2012.06.07
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