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田中啓文 / 実業之日本社文庫 (9件のレビュー)
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コノヒト
文字文章だけで漫才を描くのは、ましてや、それで笑かそうとするのは、本当に難しいことだなあ。そのコンビ名は売れなさそうだなあ。
投稿日:2020.04.26
うさぎ
いやいやおもしろかった!なんと刑事が漫才師というなんともオッペケペーな設定(笑)ありえないし、両立しないだろってツッコミながらもあっという間に読了。スイスイ読めてスッキリ爽快な気分☆大阪弁がうつりそう…です。ただ脇キャラのゆう子が食べ過ぎてて気持ち悪いσ^_^;続きを読む
投稿日:2019.06.14
あまぐも
+++ 昼は刑事、夜は漫才師。 事件はお笑いの現場で起きている! かつてない警察小説、誕生! 腰元(こしもと)興行所属の若手漫才コンビ「くるぶよ」のボケ担当・“くるくるのケン“。 彼が大阪府警難波署…の刑事・高山一郎であることは相方の“ぶよぶよのブン“にも言えない秘密だ。 お笑い劇場で起こる数々の事件にも、刑事であることは伏せ事件解決に協力する。 しかしある日、同僚の交通課巡査・城崎ゆう子に正体がばれ…爆笑間違いなしの警察&芸人小説! +++ 爆笑、というよりも、ついニヤニヤしてしまう、と言った方がいいかもしれない。昼は刑事、夜は漫才師というあり得ない二足の草鞋を履いた高山一郎が、芸人界の厄介事に巻き込まれつつ、現場で起きた事件の謎を解いて、芸人としてヒントを与えたり、お笑い界にも警察にもばれないように綱渡り的に奮闘する姿が、それだけで文句なく笑える。だが、それだけでなく、それぞれの仕事に、どちらも手を抜かずにきっちりと情熱をもって向かう高山の姿勢に感動すら覚えるのである。ニヤニヤ笑ってじんわり泣ける一冊でもある。続きを読む
投稿日:2019.04.23
higetan
大阪難波署の高山一郎は目立たぬ刑事だが,それは世を忍ぶ仮の姿,終業後はビン底眼鏡とアフロのカツラを身につけて,漫才コンビくるぶよのボケ担当「くるくるのケン」に変身。副業とばれぬよう目立ちすぎない程度に…活動してきたが,しだいに日の目を浴びるように。さあ,どうする。変身ヒーローものと解釈するなら刑事と芸人の位置づけが逆じゃないのか,いえ,これでいいのです。なぜか事件はお笑い劇場で起こり,毎回「くるくるのケン」として警察にナイスな助言をするのだから。続きを読む
投稿日:2019.03.26
be-san
昼間は警察官、夜や休日は漫才コンビの片割れとして 舞台に立つ...という「ありえへん」設定(^ ^ 最初っから「ドフィクション」と思って読むので、 気楽にあははあははと楽しめる(^ ^ ただ、おバカ…な設定の割には(?) 主人公のお笑いに掛ける熱意は本物で。 しかも刑事としての能力も高くて、がウソっぽいが、 お笑いについては変に「天才扱い」されずに コンテストで賞を逃して悔しがったりするあたりが、 とてもリアルで感情移入できる。 周囲の人物、主に警察関係者がアホばかりだったり、 同僚との結婚話とかは余計かな...とか、 ツッコミどころは数々あれど、 気軽なエンタテインメントとしては 充分に楽しめました(^ ^続きを読む
投稿日:2017.07.21
ao-neko
お笑い芸人と刑事、二足の草鞋で活躍する主人公を描く連作短編ミステリ。もちろん刑事は副業禁止なので、秘密裏に兼業しているわけだけど。同僚にばれてたかられたり、先輩にばれそうではらはらしたり、と事件以外の…部分でかなりどきどきさせられます(笑)。だけど二つも天職をものにできた彼は、実はとんでもなく幸せだよなあ。 お気に入りは「人形に殺された男」。いかにも怪奇じみた殺人事件に惹きつけられます。事件自体はかなりシリアスで怖いよなあこれ……。そして高山の決断にもまたはらはらどきどきさせられて。 そしてラスト「漫才刑事最後の事件」の腰砕けな真相もそれはそれで(笑)。笑いもミステリもたっぷり楽しめる一冊でした。続きを読む
投稿日:2017.02.11
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