【感想】孤独な祝祭 佐々木忠次 バレエとオペラで世界と闘った日本人

追分日出子 / 文藝春秋
(2件のレビュー)

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  • zyasuminntea

    zyasuminntea

    エネルギーの塊のような人が、日本に素晴らしい舞台をスゴイ勢いで、作ってくださったのだなぁと、驚きに近い…

     一方、日本の政府、役人、政治家は、知的な芸術センスが皆無なのは、
    今だになのだなと、恥ずかしくて残念に思う続きを読む

    投稿日:2023.09.30

  • yutakaarai

    yutakaarai

    【孤独な祝祭 佐々木忠次】

    追分日出子著、文芸春秋社、2016年

    全く知らなかった。こういう人がいることを。

    強烈な個性の持ち主で、世界の一流を巻き込む圧倒的な構想力、展開力、実行力で、戦後の日本に本物のバレエとオペラを持ってくる。

    そして、東京バレエ団(正式名称 チャイコフスキー記念東京バレエ団)を本場ロシア、フランスのバレエ通も唸らせるバレエ団に仕立て上げてしまう手腕。

    「チャイコフスキー記念」が冠される理由には東西冷戦構造が影響していたり、ヨーロッパ各地で東京バレエ団が公演する際の現地日本大使館の無理解、そして、新国立劇場とバレエ団ができる時の政治的思惑など、日本に芸術文化が根付いていない様がありありと描かれている。

    数々の偉業を実現してしまう佐々木忠次の物凄さがギラギラと眩しく、そして、その間に垣間見える寂しさが本書を単なる偉人伝にしていない。

    バレエは嫌いじゃないが、東京バレエ団は見たことがなく、佐々木が生きているうちに見たかったと猛省させられた。

    #優読書
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    投稿日:2019.01.06

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