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河野裕 / 角川文庫 (35件のレビュー)
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総合評価:
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mio
河野裕がうらやましい。 再読で、なお私の感性を殴りつけてくるような文章を読ませてくる。 この表現が書きたかった、そのフレーズであふれている。
投稿日:2024.03.21
齧歯類
このレビューはネタバレを含みます
サクラダリセット1で記載していますが、シリーズを通しての感想です。 総括 お話として面白いと感じるが、万人に理解できるかと言われればそうではない作品。読者を選ぶ作品ではあると思う。能力系の話が好きな私にとっては、最良作。 言葉の使われ方に注目して読んで欲しいと感じる。主人公の少年が誰かを説得する場面が多く描かれているが、そこの言葉の選び方、普通の高校生ではない。人生n周目?というくらい。一巻一巻に好きなフレーズがあり、出会って良かった作品だと思っている。 お好きな言葉を探してみてください。 選んだ理由 覚えてないけど、超能力系だからだと思う。 あらすじ 記憶保持の少年と世界をリセットする少女の、 世界を少しでも幸せにする話 良かった点 超能力系といえばそうであると言える内容であった。わたしの好みに沿っている。 ミステリーの亜種。起こってしまった現象をどうすれば幸せな結論になるかを考えて、リセットを繰り返す。謎解きではないが、一種のミステリーだと考える。 言葉の選び方が好き。もとはスニーカー文庫であり、KADOKAWAの文庫になるに当たって、言葉を少し変えたらしい(あとがきの情報)。 スニーカー文庫と比較しながらまた読んでいきたいと思った。 また、比喩的な表現が多い。そこが面白く、考えさせられる内容である。直接的な話ではなく、間接的に説明することで、ハッとし、考えてしまう。作中の言葉を借りるなら、伝言である。 悪かった点 春綺に対して、苛立ちが起こる。そうはならんやろっていう思い込みをしてしまう。反省。 好きなフレーズ 隣にいる人が笑うことを、幸せと呼ぶんだ これは5巻に出てくるフレーズであるが、私にとっての幸せの定義である。隣にいる人という言葉で、1人じゃないこと、笑顔になると言う言葉で、楽しみ、喜びを表現していると思っている。 作中のある老人の言葉であるがゆえに、簡潔かつ重みがある。
投稿日:2024.02.11
コータ
正に河野さんという内容だった。彼の作品はどこまでも優しくて暖かさを感じる。それでいて、登場人物が皆どこか歪んでいながらも強く生きているのを感じる。、
投稿日:2023.10.23
胡桃
河野裕さんの作品が大好きで、やっと読めた。 やっぱりとても良かった。能力の種類はもちろん、その使い方も、面白かった。
投稿日:2023.02.25
marin2011
特殊設定ものはミステリ業界において今となってはなくてはならない枠組みになった。 ラノベ風の作品も、特殊設定を盛り込んで(ファンタジー系を多いからなのかもしれないが)その限定された条件下で事態を終息させ…ていく。 本作では時間を遡る能力や記憶を保持し続けることのできる能力など、様島な特殊能力を持った土地に暮らす若者たちの活躍が描かれる。 映画化もされた人気シリーズだ。続きを読む
投稿日:2023.01.29
あっぷるてぃー
世界中のすべての断言には、嘘か、信仰か、感情が混じっている。(195ページ) . 悲しみの感度が良好だということは、つまりそれだけ優しいということだ。人の優しさには、無条件で肯定されるだけの価値がある…。(302ページ)続きを読む
投稿日:2023.01.04
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