【感想】日本、遥かなり

門田隆将 / PHP研究所
(15件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • daichan

    daichan

    1890年のエルトゥールル号から時を経て、1980年代以降のイランイラク戦争、クウェート、イエメン等での日本駐在員の脱出に日本政府が現地へ助けを出すことができなかったことが非常に情けなく感じた。特にテヘランではトルコが日本人脱出に大きく貢献してくださったが、日本政府ではなく、豊田通商の方がおきく貢献していたのには驚きだった。日本国民であれば誰もが知るべき事実だろう。続きを読む

    投稿日:2023.04.26

  • ryuryuryu333

    ryuryuryu333

    海外で日本経済の尖兵として働いている日本人の安全をどう守るか、救援機を飛ばすことが出来ない日本政府の実情はイーイ戦争時の邦人救出劇から湾岸危機、イエメン内戦、アラブの春のリビア政変に至る年月を経ても変わっていないと訴え、国と国民に問い掛けている。著者の問題提起は正に正鵠を射ている。イラクで人間の盾にされた者としては、湾岸危機で大使館の地下に避難したクウェイト在留邦人が救援機の到来を信じて脱出訓練を繰り返していたが、無駄になった経緯に記述がなかったことは残念であった。当時、人質であった私は外務省本省と出先の大使館が国の方針と役人の建前を邦人の命に優先させることがあることを思い知らされました。クウェイトの下りではこの辺りも書いて欲しかったと思います。続きを読む

    投稿日:2022.01.20

  • kidsmain

    kidsmain

    戦争や紛争で自国民が窮地に陥ったら、どの国も同胞を救おうとする。それなのに、日本はそれができないし、する努力もしない(ように思える。)。日本人を救ってくれたトルコに感謝するとともに、日本人は自国のあり方を問い直さなければならないと感じた。続きを読む

    投稿日:2020.03.17

  • kun92

    kun92

    泣いた。
    いろんな意味で。
    いくつかのエピソード、海外の事件に巻き込まれた自国民の命を保護できない某先進国の話。

    売りだった、トルコのエルトゥールル号事件は、一生割くほどの話ではなかったが、それがあったからこそのエピソード。
    もともと日本人こそこうではなかったか。

    起きて欲しくないことは起きないと信じている外務省。
    現場で逞しく生き抜いた現地の人たち。

    戦中無能な大本営と、それでも勝っちゃった優秀な現場が、結局日本を壊滅に導いてしまった先の大戦を思い出す。

    それにしても、著者の門田先生。
    文章がうまいわけでもなくたどたどしいのだが、ジャーナリズムってこうかねと思わせてくれる。
    続きを読む

    投稿日:2020.02.09

  • けいこ

    けいこ

    日本とトルコの友好の歴史という感動的なエピソードから始まるものの、日本の国としての歪さに恐ろしさと憤りを覚える読後だった。

    投稿日:2020.02.06

  • 弐印

    弐印

    エルトゥールル号の遭難者の救出に力を尽くした串本の人々の話は知っていた。しかし、テヘランからの日本人を救出したのがトルコだったとは知らなかった。恥ずかしい。トルコについてもっと知りたくなった。また、海外で活躍する邦人を自衛隊が救えない現在の法規制は直ぐに改正すべきであることがよくわかった。本書は、多くの日本人に読んでもらいたい。続きを読む

    投稿日:2019.09.29

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