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火崎勇, 周防佑未 / B-PRINCE文庫 (1件のレビュー)
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彩波(いろは)
このレビューはネタバレを含みます
梁瀬は女に夢を持つ親友の付き添いで、その運命の人がいるかもしれない家に行き、その女性の弟――槐に興味を抱く。 槐は梁瀬の好みの見た目をしていたが、自己主張と覇気に欠けていた。 友人に付き合いながらも、リハビリ医として槐の足に触れ、槐の中にあるひたむきさを引き出そうとする梁瀬だが…… という話でした。 なんというか……言いたいことはわかる! でもわからない!! って感じの話でした。 書きたいコンセプトはわかるんですよ。 女に夢を抱く親友と梁瀬はよく似ていて、それぞれの理想に夢を抱いている。でも、親友の恋愛対象は女だけれど、梁瀬の恋愛対象は男。だから好きになる対象が被ることもないから友情が続けられた。 そして、友人が運命の相手を見つけるのと同時に、梁瀬も運命の相手を見つけることができた! っていうのが書きたい! っていうのはわかるんですけど。 文章が説明臭い…… しかも、やろうとしてることはわかるんだけど、結果がわかってるのに何でそんなことをするのかわからないことをやっているし、「理想のタイプ」ってのが先立ちすぎて、「それをするかどうか?」みたいな試し行動多すぎて、読んでて疲れました。おまけにその試し行動が高尚すぎるので、ちょっとついていけませんでした。 この作者様の本でこんな気持ちになることはあまりないので、少し困惑していますが、それが正直な感想でした。 私がわからないだけですかね?
投稿日:2019.01.14
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