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島田裕巳 / 講談社現代新書 (9件のレビュー)
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bookmatsu
印象に残った文章 柳田國男は、日本人は死後、仏教が説く西方極楽浄土のようなはるか遠くの世界に赴くのではなく、自らが住んでいた場所のすぐ近くにある山にとどまって山の神となり、春には里に下って田の神となり…、子孫の生活を守護するのだという説を展開した。 少し難しかった。 葬式は要らないとどちらが先に出版されたのか?な続きを読む
投稿日:2021.01.29
ブックコンシェルジュ 近藤俊太郎
信仰とか、神様というものに無縁でした。 でも、日本文化を知る上で「日本人と神」の関係を知ることが大事なのでは?という歴史的観点からこの本を手にしてみました。 これまでは日本人は「無神教」「多神教」と…いうイメージでひとくくりにしていましたが、それはあくまでも現代の話。昔は、日本独自の宗教観というものがちゃんと存在していました。 その中でも「一神教」と「多神教」の違いについて言及してあるところが印象的でした。 日本の神は「神社」や「寺」という『場所』に依存した神様。だから、その場所に行かないと拝むことができないし、その場所を離れて瞬間に忘れてしまう。 一方、キリスト教やイスラム教などの「一神教」は場所には依存せず、自分が必要と思った瞬間に神を思い出して、祈ることができるという特徴があるそうです。 こういう視点で、神というものを捉えてみると奥深いものがありますね。と、これはあくまでも一例!多面的に神という存在を捉えられる一冊です!(この流れから、天皇について興味が沸き、「古事記」と「日本書紀」に少し手を出してみることに。笑)続きを読む
投稿日:2018.04.04
しんきた
八幡神はもともと渡来人が祀った神だと書いてあるのでびっくりした。それが急に伊勢神宮に次ぐ神社へと急成長していった。しかもはっきりとした理由がわからないときてる。
投稿日:2018.01.21
shingkawaknow
新書で出版しており、入門と銘打っている以上、ドライで簡潔で血が流れていない研究書のようなものを考えていたら、その真面目さに驚くことでしょう。 この本には日本の神々に対する、畏怖と愛が満ちており、非常に…真剣に信仰と向き合っている。 一度神社に足を踏み入れればわかることである。その空間は確かに清められ、大いなる存在がいることを感じるでしょう。 さあ、神社に行こう。 そして平穏な日々に感謝を捧げ、明日の幸福を願おう。そしてまた報告に行こう。続きを読む
投稿日:2017.06.24
asaijunki
日本の宗教事情が複雑であることが改めて認識できました。元々は古事記に登場する、天照大神や大国主命などがルーツではあるが、歴史を辿ると、いろんな神が出てきて、あるいは仏教と結び付いて、更には政治的な思惑…も入ってきて、しまいには人を神として祀ってしまう。やっぱり腑に落ちないです。 ただ、明治以前はもっと神仏習合状態だったというのは意外でした。続きを読む
投稿日:2016.10.16
reso100
日本には多くの神様がいることは認識していたが,こんな沢山とは知らなかった.天照大神,八幡大菩薩が二大神様の由.外来の仏教と土着の神道が明治以前は神仏習合という形で融合されてきたが,明治になって神仏分離…,廃仏毀釈が起こっている.明治天皇が1869年に伊勢神宮を参拝しているが,それまで天皇は参拝しておらず,記録が残るのは692年の持統天皇.これは明治政府が神道を国家宗教に祭り上げるために行ったようだ.個人を祀ることも菅原道真以降事例が多いが,一般の神社の場合,誰が祀られているかはほとんど知らないし,関知しないようだ.また神社の伝統と称するものが,意外に新しいものであることも随所に記載してある.日本の伝統を...とのたまう人はその辺りを本当に知っているのかな続きを読む
投稿日:2016.10.10
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