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司馬遼太郎 / NHK出版 (1件のレビュー)
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mktswb
カメラに向かって司馬さんが語ったものの文章化であって、小説やエッセイ以上に、司馬さんの生々しい思いが伝わってくる。解説でも述べられているが、「私は非力ですなぁ」という嘆きともとれる言葉によって、この本…の内容がリアルに迫ってくる。 司馬さんに対して、日清・日露戦争と比べて太平洋戦争を否定的に扱いすぎる、という批判があるらしい。だから司馬さんは昭和を小説にできなかったのだ、と。 しかし、小説家が小説で伝えることのできないほど、屈折した、強烈な思い、印象・・・。だからこそ耳を傾けるべきなのではないだろうか。 それに、日本人であって、あの戦争を否定的に捉えない人など、いないと思う。続きを読む
投稿日:2009.10.29
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