【感想】空ろの箱と零のマリア

御影瑛路, 415 / 電撃文庫
(38件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
14
10
6
4
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • のこ

    のこ

    全7巻完結。
    土橋真二郎の作品のような負けると死亡の極限ゲームで、設定やらを理解するのに難儀して6巻までは星二つにしたかった。が、最終巻の主人公の壮絶な有り様にやられました。+星二つ。
    この作品、難儀な処多いけど二つ心に残った処ある。一つ、クズは想像力の無い奴と言い切った処、もう一つは最終巻の273頁。クズがのさばる世界だがクズなんかに負けるな、あなたを必用とする人がいると叱咤激励したのではなかろうか。
    おかっぱ黒髪の柳悠里先輩良いね。
    続きを読む

    投稿日:2024.03.18

  • もるがな

    もるがな

    「拒絶する教室」で繰り返される戦慄のタイムリープ・スリラー。狂気を孕んだ万を超える膨大な数のタイムリープはラノベ的なケレン味があり、何よりも「拒絶する教室」という用語、シチューエーションは非常に魅力的である。しかしこういったシチュエーション・スリラーに付き物の、肝心のルール部分がやや曖昧なのが難点で、ループするわりに事態を把握しにくかった点が惜しまれる。特に後付のように付け足されていく拒絶の条件などのルールや、できることとできないことなど、そのあたりのルールに対する拘りが薄かったのが個人的にはとても残念だった。限定的な条件で発生するシチュエーションだからこそ、ある程度のルールは明快かつ厳格に運用して欲しかった気もする。冒頭の音無が殺されたあたりの意味不明さや不条理感は素晴らしかったのに、中盤は中だるみしてしまった。恐らくは構成力の問題で、読者の目に留まるように目的や行動を明確化できなかったのが一番の失敗点だろう。行き当たりばったりかつ、2万回も繰り返してそれというのは、登場人物の無能ぶりを露呈しただけに過ぎない。願いを叶える「箱」の存在、人外の者である「O」など、ワクワクさせる要素が多かっただけに、いまいち全体的にぼやけた印象のまま終わってしまった感が否めない。それでも、記憶を保持するだけでなく、知らないふりを続けることが一種のアドバンテージになり、影で操っている人間がいるというクライマックスの展開は良かった。ただそれが、元凶であるOというのは非常につまらない。こういった存在が絡むととたんに興ざめしてしまう。それよりか善なる助けであった晴明が意外な裏切り者だったというほうが絶望感はあるし面白かったように思う。また、音無はどこから来たのか、どこからループが始まったのかもいまいちぼやけたままというのは頂けない。突発的だったからこそ不条理感があったし、それが面白さの元であったのだが、維持できないのなら早々にネタバラシをするべきである。たぶん「解明」ではなく「解決」に乗り出したあたりに読み手と書き手の齟齬があったように思う。面白いシチュだっただけにこの出来は残念。とても惜しい。続きを読む

    投稿日:2019.05.29

  • hagigen09

    hagigen09

    繰り返される変化のない時間を拒絶する物語。
    この作品が海外で人気があるという記事を読んだので読みました。

    投稿日:2018.03.18

  • kei_m

    kei_m

    同じ日を何度も繰り返すという「ループ」もの。
    ライトノベルなんだろうな。ゲーム的というか。
    なぜこんなに評価が高いのか、不思議。
    ループものは好きなんだけど、「拒絶する教室」などの固有名によって、妙にわかりにくくしている気がした。続きを読む

    投稿日:2016.06.24

  • deviuchi

    deviuchi

    このレビューはネタバレを含みます

    ストーリー:3月。中途半端な時期にやってきた転校生・音無彩矢。そのあまりの美しさに息を呑む教室の中で、彼女は教壇に立ち、無愛想にただ自分の名前だけを告げ、教室全体が次の言葉を待っていた。そして、次の言葉は何故か僕―「星野一輝」―の名前。「私はお前を壊すために、ここにいる」そして、突然の宣戦布告。ただ超然と、毅然として言い放ち、静かに微笑む彼女の真意は…!?

    感想:突飛な設定、ラノベ?風な口調等が個人的には少し目についた。後半部での箱の所有者の判明の所は予想を裏切れら盛り上がった部分もあったが酷いまとめ方をしてしまうと、全部超常的な存在である0(?)のお遊戯ってだけにも考えられてしまう気がする。結局一輝→茂木への気持ちは、ゼロ曰く「作ったもの」、一輝が思い出したには「きっかけがあった」とあったが、どちらが本当なのだろうか?もし普通に前者だとしたらそれこそ本当にただの神によるシュミレーションゲームのお話ってだけになってしまう気がする・・・

    追記:
    続編ありきだと知らなかった。続編含めての評価でないと正確な評価ができない印象。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2016.05.22

  • かりおん

    かりおん

    3月2日を何度もループしている.
    誰だか知ってるが初対面の転校生.
    その転校生は何故か自分に敵意を向けている.

    そんな感じで.
    詳しくは語るまい.

    投稿日:2014.03.25

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。