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ジョーゼフ ヘラー, 飛田 茂雄 / ハヤカワepi文庫 (5件のレビュー)
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co-hana
一日でも本国に帰国したいヨッサリアン。しかし、帰国するためには「キャッチ=22」によって規定された出撃回数をクリアしなければならない。あと数回の出撃で帰国できるとなると出撃回数が増やされ、延々と帰国…することができずにいる。登場人物たちもみなどこか何かがおかしい。 下巻まで読み続けるのは大変だったが、なぜ大変だったのかの理由は訳者あとがきで解説されている。この小説にほどこされたギミックの数々を知り、衝撃を受けた。戦争の不条理、その渦中の混乱に読書体験を通して少し触れられたような気がした。続きを読む
投稿日:2021.11.29
トレーン
このレビューはネタバレを含みます
上下巻モノの下巻。 概要は上巻に書いたので特に書くことはない。 でも個人的に、最後の最後が非常に好きなので、上巻よりもこっちの方が好きです。
投稿日:2020.03.15
針槐
非常に面白いのになかなか読み進められない。こんなに不条理で猥雑で不可思議な小説がアメリカでは高校の課題図書リストに載ってるとは。
投稿日:2019.12.25
まーうー
時系列のせいで混乱してもたけど、読み切ると凄ぇ!ってならざるをえない。 このレベルの読後感はなかなか味わえん。
投稿日:2016.04.21
toca
下巻。 『訳者あとがき』は『奇想天外の戦争小説である』という一文で始まるが、本書についてはこの文章が全てを言い表していると思う。シュールな笑いとそこに含まれる毒は作品全体に漂っており、読んでいると底意…地の悪い笑顔になっているような……。 また、『訳者あとがき』には、著者が尊敬する作家としてサミュエル・ベケットの名前が挙がっている。確かに作風には共通点があって、このシュールさと不条理さはベケットのそれに近い。 本書の刊行当時は『なにかが起こった』という長編も邦訳されていたようだが、今、検索したら、Amazonでけっこうな高値になっていて吃驚した。こっちも復刊しないかなぁ……。 尚、松田青子の解説によると、アメリカでは、『高校の課題図書リストの常連』であるらしい。続きを読む
投稿日:2016.03.21
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