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日高砂羽, 起家一子 / 集英社コバルト文庫 (1件のレビュー)
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うらこ
このレビューはネタバレを含みます
4巻目。序盤はまったりと話が進み、中盤はこれで終われるのか?と心配になり、最後は一応は終わったけど、次巻に続くのねって感じでした。 新キャラ3名登場です。 二皇子に命を狙われて逃げてきた孟の国の一皇子であるエルデン。過去の戦で勝ちはしたけど、そのやり方で皇帝の不況を買って、窓際将軍に追いやられた青山将軍。怪しい商人玄英。 玄英がいい方なのか嫌な方なのか途中判断つきづらかったですが、結婚は考えてないけど自分の血を残すために子供だけ欲しいと言っていたり、分かりやすい悪役の青山将軍に近づいた時点で、私の中での悪決定。 エルデンも冒頭の登場の仕方から、いい人かと思ったら、自分のためにケガを負った従者にも無関心で、本当にバカで身勝手。全く好感を持てませんでした。 ただ、話としては彼が明霞にちょっかいかけて無憂とやり合うという方向を想定していたら、そっち方面には話は進まず、最後登場1巻目であのような姿になるとは想像もしませんでした。 結局、この話は玄英の手の上で転がされていたってことで、次巻は彼の子供を産ませるために明霞が狙われそうですけど、その話、無憂は聞いていたのかな? なかなか婚約のところまで進まないですけど、明霞がウジウジ、王妃がどうのって悩んでいるよりは、きなくさい話の方が楽しめました。
投稿日:2011.04.10
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