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小田菜摘, 凪かすみ / ビーズログ文庫 (3件のレビュー)
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goya626
主人公の尚侍(後の東宮妃)の塔子が魅力的だ。 「訳の分からぬ不安におびえて過ごすくらいなら、虫も怪我も覚悟で藪の中に足を踏み入れるべき」と思う人だし、直霧の妹の男嫌いで雄々しい万結に「斎王尚侍の聡明さ…とお心遣い、なにより驚くべき行動力にすっかり感銘を受けてしまいました」と言わしめて、宮仕えを決心させる塔子なのである。今回は二の姫と三の宮のこじれてしまった仲を修復させてしまったひらめきと行動力がいいねえ。東宮の明槻も、いろいろ策略を巡らした厚顔無恥の省子を思い切った言葉でたじたじとさせて天晴れだね。続きを読む
投稿日:2022.02.08
コプ眠
5巻でもやもやっとしてたのがちゃんと終わります。今回は左近衛大将はあまり出てこず、二の宮が脇役で活躍。好きなキャラクターなのでもっと色々やって、主人公二人をいじめて欲しいな。
投稿日:2020.10.10
本読み隊
宮中編の後半です。しょっぱなから、塔子の寝顔を見て素で恥ずかしことを口走る明槻にムフムフ。 二人の関係は安泰?なようで、塔子がやっと彼への強い気持ちに目覚めてくれた辺りは嬉しい巻となっております。 た…だ、ラブ好きからすると、二人の関係が順調すぎる故に物足りなさを感じる部分も人によりありかも。 とはいえ、前巻で説明的だった明槻の母と、その妹(明槻の叔母)省子の暗い思惑、母という存在に求める明槻の気持ちや、塔子の成長など、読み応えありで面白かった。もちろん、(それ必要かよ!と突っ込みどころありの)史実なども。 http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-4995.html続きを読む
投稿日:2016.03.19
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